文字に残しておきたい気持ちがある反面、文字には残したくない気持ちもあるものだと思う。
母はよく私に、「書くこと」を押し付けるように勧めてきた。
母はよく書き物をしている人でもあった。しかしそれは他人が目にした時に凶器の様なものでもあった。
母が亡くなったら私はまずそれを廃棄したい