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異次元その184◉少数派戦略

早くて高い手をやってる時に嫌なのは遅くて安い手をやられる事だ。
どんなに早くて高い勝負手だとしても相手にぶつける価値ある手が来てない以上は肩透かしになる。
しかし、遅くて安い手の時に早くて高い手をやられる方も同じように嫌がっている。こちらは勝負手にならないのに手の価値が違いすぎてたまったものではない。
また早くて安い手をしている時に嫌な存在は遅くて高い手だ。大物狙いのチャンスをローリスクで与えることになるのは危険である。
だが、遅くて高い手が来ている側からしたら早くて安い手で蹴られるのは最も嫌なことでもある。
つまり、お互いが真逆の存在を最も苦手とする関係性にあるのが麻雀ということ。

であれば、どういった方法を取れば効率がよいのか?そこで取るべき選択が少数派戦略だ。

今この場に多い選択の真逆の存在になる。
3人がスピード勝負をしている場面で自分もスピード勝負していたら誰の手を蹴る意味もない。どこにも本手がいないのに必死になって仕掛けてどんな意味があるというのか?
スピードが3人なら自分はパワーでじっくりと大物に仕上げればいい。

また大物狙いが複数いるなら颯爽と仕掛けて流してしまうことに大きな価値があるのは言わずもがなである。

その場の少数派になることこそ本当の効率化。複数人が苦手だなと思う選択を見抜いて選んでいくように!

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