異次元その8◉信頼をも利用する
モロ引っかけが汚いと言われていた時代は終わりつつある。
今ではただのソバテンの1つという認識で広まっており、雀荘店員の制約からも外されている所も多い。
だが、やらない人はまだ多い。それは、せっかくのテンパイをこんなリーチでは安直すぎて出てきやしない。と思うからである。
その考えは一理あり、私もモロ引っかけはしないケースが多い。
すると私には宣言牌スジが通ると思い込む人が出てくる。
その信頼を裏切らず、利用する。
一一九九②③④789東東東
東2局親番3巡目 ドラ8
リーチで問題ない手だがダマでも9600あり、一や九は今ならひょっこり出そうな巡目であるのでダマを選択していた。
すると2巡後に五を引いてくる。
ここでリーチ!
私は安直な事はしない。つまり、二.八は通ると思われている。そこは通る、たしかに。
だがそこが出始めることで一.九がワンチャンスやノーチャンスへとなって追い込まれた者から出てくる牌となるのである。
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