Narubobo’s The 15 Best Games Of All Time -人生でハイになったゲーム達- Vol.2
Vol.1はこちらから↓
6.Cytus
シンプルに、音ゲーにハマったキッカケ。
高校生の頃、俺はスマホをもらった。
どこでもゲームができる、どこでもSNSが見れるという事実に、俺は震えた。
予備校前や昼休み中はスマホでゲームしまくってたし、家に帰ってからもスマホにかじりついている、なんてことはしょっちゅうだった。
元々PCで色々やっていたからか、スマホへの順応も早く、手当たり次第にゲームもSNSもやりまくっていくことになる。
そんな中でトップクラスにハマったのが、音ゲーだった。
スクフェスを始めたことが元凶だったのだが、そこから萌えにこだわらない音ゲーを探し出し、出会ったのがCytusだった。
スクフェスでにこフェスの25000位の壁にしがみ付きまくっていたあの頃、練習も兼ねて始めたCytusに、俺はスクフェスそっちのけでハマっていくことになる。
Cytusの魅力は、当時100万DLをすれば基本無料で全てのチャプターの曲が遊べるようになるという、太っ腹なキャンペーンだった。
DL数さえ突破すれば、DLCが無料になると言っているようなものである。
このあまりにも神すぎる企画が俺のワクワク感を刺激し、毎日起動しては100万DLを超えることを願っていたものだ。
金欠高校生だった俺には、この無料という言葉が何よりも効いたからね。
さて、Cytusのゲームとしての特徴だが、実はほかの音ゲーに応用しにくいというデメリットの方が先行しやすい。
というのも、Cytusは音ゲーの中でもかなり特殊で、画面全体をタップしながら遊ぶようになっている。
つまり、音ゲーで一般的なラインの概念がないのだ。
正確にはノーツを叩くラインはあるのだが、そのライン側が動くことで譜面が進行するという特殊な仕様になっている。
既存の音ゲープレイヤーからすれば遊びにくい内容なのだが、俺はこれに慣れていったし、ダイナミックな動きができるこのスタイルが大好きだった。
ここから、俺はクロスビーツなどの画面全体を駆使する音ゲーにハマっていくようになる。
他の特徴としては、コンポーザーの豪華さと良曲の多さだろう。
ICE、Cranky、Sakuzyoなど当時の最先端を走っていたコンポーザーの楽曲が多く収録されており、音ゲーの良曲を広く知ることができた。
ここから音ゲー楽曲を複数知ることで、俺は音ゲー曲おじさんになり、FRENZなどのイベントに興味を持つことになる。
結果として今は「DJMAX」や「MUSE DASH」などラインありの音ゲーをメインに扱うようになったが、Cytusは音ゲーの原点として、今でも重宝すべきゲームだ。
Switch版のαを遊んでいるが、コントローラーだとどうにも面白くなく、動画にできないのがもったいない限りである。
7.パラサイトイヴ
PS1最強の怪物にして、PS1に取りつかれた元凶。
今や時代遅れにPS1のゲームを買い漁る俺だが、もちろんキッカケはあったわけで。
元々家に本体があり、ソフト一本一本がかなり安かったこともあって、万年金欠学生の俺はPS1に目を付けソフトを買い漁っていた。
家には「I.Q.」と「ぷよぷよSUN決定盤」しかないというわけのわからないラインナップであったが、ダークなゲームを中心に自分で買い集めていった。
2014~2016年ごろは今よりもよっぽど安くレトロゲームが買える環境だったため、今思えば絶好のタイミングで参入できたのではないか、と思う。
そんな中で、俺が最も衝撃を受けたのが「パラサイトイヴ」だった。
「パラサイトイヴ」の特徴は、その圧倒的なビジュアルだ。
ハリウッド監修のムービーシーンは「マジでPS1か?」と思うほどにクオリティが高く、当時のスクウェアの本気が伺える。
超カッコいい音楽「Primal Eyes」に合わせて流れる神がかった映像に、当時の俺は度肝を抜かれた。
3DSで育った俺が、「この映像画質よすぎだろ」と思うほどに、バケモンみたいな映像が流れていた。
何より、この映像美とゲームの面白さを100円で味わえるという事実が、強く印象に残った。
今見ればシステム面をいじった「バイオハザード」みたいなゲームと言われてもおかしくはないのだが、乗っかったとはいえこのレベルの作品を出してくるあたり、本当にスクウェアってとんでもない企業だったんだな。
ちなみに、システム面から見てもARPGとして結構面白かった。
銃撃など攻撃シーンはRPGのコマンドでありながら、敵の攻撃はステップで回避していくなど、RPGの老舗であるスクウェアらしいシステムの作りこみは、独特で面白かった。
回避コマンドがないなどアクション部分にちょっと難があるところも、愛嬌のように見えてなんだか許せてしまう。
続編でバイオライクなシステムとなったことが個人的に複雑に思うぐらい、このゲームのシステムは魅力的だった。
なんでバイオに近づけてしまったんだろうか…。
それはさておいて。
このゲームをきっかけとして、俺はPS1の底力を知り、中古ソフトやジャンクソフトを買い漁ることになる。
PS1中古の世界は想像以上に奥深く、クソゲーから謎ゲー、果ては名作まで、色々なゲームを調べまくって買い漁った。
「ゼノギアス」などスクウェアの名作に出会ったのもこの頃だし、この時に「街」を知り買いたいと思うようになる(街は当時から2000円ぐらいしており、月3000円でやりくりしている俺には非常に厳しいところがあった)。
ジャケ買いも結構したし、その中にはこの後めちゃくちゃお世話になる「ペルソナ2 罪」があったわけだから、このゲームと出会ってなかったらメガテンにも触れていなかったのかもしれない。
今思えば、運命的な出会いをしていたんだな。
余談だが、俺はこのゲームを2本持っていた時がある。
一時期ソフトが見つからず、無くしたと思ってすぐに購入したのだ。
そのぐらい好きなソフトでもあったし、元のソフトが見つかったときも「まぁ2本あってもいいか!」なんて思えた。
それぐらい魅力的なゲームなのは、間違いなく事実である。
今見てもOPのクオリティは異次元なので、ゲームを知らない人はぜひ一度ご覧になって欲しい。
8.Metal Gear Solid Ⅴ Ground Zeroes
メタルギア、そして銃撃ゲームにハマるきっかけになった作品。
高校初期の頃、俺は中学の頃にできた一個上の友達とよく遊んでいた。
地域の夏祭りで偶然再会した彼らに、「せっかくだし家来いよ!ゲームしようぜ!」と誘われた。
彼らと3DSのゲームで一通り遊びつつ、その後に出てきたゲーム機がPS3とPCだった。
そして、教えてもらったゲームが「Melty Blood Actres Again」と「MGS5:GZ」だった。
「お前メタルギアなんてやったことないだろ!ちょっとやってみろよ」
その一言で俺は高グラフィックと銃撃ゲームの面白さにのめりこんでいくことになる。
当時の俺は、PS1に移行しつつも基本はPCゲーと3DSでゲームをしており、最新ハードのゲームなど全く興味がなかった。
というか金がなくて一切できなかった。
だから、PS3とPCのゲームに素晴らしく感動した。
特に、当時最高峰のグラフィックを誇るMGS5:GZをできたことは俺の中で特に大きな影響を残した。
当時のMGSは、独特なエッジの出るPS3の中でも異常なレベルでグラフィックが滑らかで、2024年の今でも高画質だと思うほどだ。
「サイコブレイク」の動画なんかを見ていた自分でも、とんでもないレベルで驚いたのを覚えている。
あの恐ろしいクオリティを当時目の当たりにしていなければ、俺はゲーミングPCを買うこともなく、レトロゲーオタクを突き詰めていたのかもしれない。
そして、メタルギアを始めて遊んだことで、ゲーム内で銃撃をする快感に目覚めたのも大きい。
銃を撃つゲームは物騒だ…なんて思っていたのだが、実際本作を遊んでみると、敵を遠距離から狙い撃つ感覚、射線を意識して立ち回る感覚、それらすべてが新鮮で面白く感じられた。
高校生という時期も相まってか、あのゲーム体験はすごく新鮮でめちゃくちゃに楽しかった。
その時期に同じく遊ばせてもらったBF4のロッカーで一生グレネードを投げていたあの体験も、俺にとっては印象的だった。
MGSではステルスゲームの面白さも体感したが、それ以上に銃を撃つ面白さを知り、後述する「Fallout3」から洋ゲーを知っていくことになる。
銃を撃つ経験を教えてくれ、軍事系ゲームが面白いことを教えてくれたこのゲームは、TPPの前哨戦だったとはいえ、俺の中では非常に重要なゲームになっていた。
ちなみにもう一方の「Melty Blood Actres Again」は、受験生時代に片道1時間歩いて予備校からゲーセンまで行き、遊んで帰る経験をした、これまた強烈なゲームだったりする。
9.Fallout3
自分のゲームの世界を一気に広げた怪物。
FPSの面白さ、銃撃ゲームの面白さを知った俺が、自分でできるスペックで遊べたゲームがこれだった。
というか、このゲームだけ知っていたから買って遊んだという背景がある。
俺が大好きで定期的に見ていた、ミスティ氏の「親愛なる人々へ」という動画で知っていたFPSがFallout3だった。
話やボケが面白かったのもあったが、それと同じぐらいこのゲームに強い興味を持ったことで、このゲームをやりたくなった。
これが好きで好きでしょうがなくて、俺もウェイストランドを歩いてみたかったという理由で、俺はSteamを登録し、Fallout3を買った。
実は、当時のPCは祖父のおさがりで貰ったノートPCで、グラボもちゃんと乗っていないようなダメダメなやつだった。
Fallout3なんて15fpsしか出ない状態で遊んでいて、今思うとなんでこんなフレームレートで遊ぼうと考えたんだ、と思うほどに最悪な環境だ。
そんなひどい状態だったのに、俺はMODを大量に突っ込んで、自分なりのウェイストランドを楽しみまくっていた。
それぐらい夢中になって遊んでいた。
何がすごいかって、しっかりしたベースがありながら、MODでの魔改造ができる点だ。
地のゲームでは、ある程度のコンバットを楽しめるだけでなく、RPGとしてのストーリーもしっかりと楽しめる。
何よりも雰囲気が最高で、崩壊後のアメリカが見事に描かれており、緑色に汚く染まった空気感がいかにも放射線オーラ満載で良い。
それだけでなく、MODによって魔改造することによって、より快適に、自分の求めるゲームにできる点は素晴らしい。
俺は銃を入れまくって色んな銃の撃ち込みができるようにした。
自分なりにゲーム側を改造していくあの感覚は、とてつもなく楽しくて思い出に残るものだった。
テーマの「キッカケ」から見ると、このゲームは自分とPCゲームをつなげ、ゲーミングPCを買うきっかけにしてくれたタイトルだ。
PCでここまでゲームが楽しめることを知り、ゲーミングPCというものの存在を知り、MODの存在と導入方法を知った。
ゲーミングPCを買うキッカケにもなったし、大量のMODを入れることでパソコンの基礎知識も一気に学ぶことができた。
正直Fallout3を知らなかったら、PCゲームすら知らないまま終わっていたかもしれない。
今や一般的なゲーミングPCだが、FalloutのMOD導入のために、それも3のために買ったユーザーは当時でも少ないかもしれない。
ちなみに、ゲーミングPC購入後は「Fallout:NewVegas」と世界をつなげる「Tale Two Wastelands」というMODを導入し、思いっきりFallout3とNewVegasの世界をしゃぶりつくした。
大学1年生初期のいい思い出である。
ゲーミングPCのために受験勉強を死ぬ気で頑張ったのも、それで最高のMOD環境を作ってずっと遊んでいたのも、今ではいい思い出だ。
10.Tom Clancy's Rainbow Six Siege
対人ゲームの全てを教えてくれた、唯一無二の傑作。
大学1年生の夏休み、俺は友達から誘われた「PUBG」にすっかりハマりこんでいた。
とは言っても自分から遊ぶことはあまりなく、友人から誘われる流れで毎日遊んでいるような感じだった。
確かに遊んでいるときはめちゃくちゃ面白かったのだが、いかんせん難易度がえげつなく、いまいちハマりきれない自分がいることにも気づいていた。
ビビリまくっていたのも悪いと思う。
そんな折、友達から「こいつもやってみろよ!」と勧められたゲームがシージだった。
PUBGとは違う爆弾の5vs5というルールが新鮮で、最初の俺は表面上を楽しんでいた。
一撃で死ぬという緊張感はそのままだったが、攻撃と防衛という非対称性や手軽に一戦一戦を楽しめる時間間隔がかなり好みで、PUBGから徐々に移行していった。
ドローニングとか雑だったし、リコイル中にサイトが動くとかいうわけわからん仕様になっていたのもあって、俺はめちゃくちゃ適当に遊んでいたと思う。
しかし、シージの世界大会を見たり、解説動画を見たりするうちに、このゲームは自分なりの戦略を相手にぶつけるという、独特な面白さがあることに段々気づき始めた。
ヴァルキリーのニトロセル突き上げに気づいてからは永遠に擦り続けたし、攻撃でも苦手だった割職を使う機会がだんだん増えていった。
使っているオペレーターの幅がグッと広がったことで、知らなかったこのゲームの奥深さを知って、どんどんのめり込んでいった。
防衛側の特徴が際立ちすぎて攻撃がやりづらいのだけは難点だが、自分なりの戦略を組み立てる面白さ、相手との駆け引き、全てが面白すぎて、延々と遊んでいた。
あまりにも独特過ぎて似たゲームは今でも見つからないし、新作が出るまでは完全に廃れることはないだろうな…と思う。
俺は大学1年の冬からこのゲームを始めたが、なんだかんだ言って4年の春までメインタイトルとして遊んでいたので、ほぼ2年をこのゲームに費やしたことになる。
プレイ時間は1500時間越え、過去一番遊んだタイトルになった。
世界大会なんてハマっているときはYoutubeにかじりついていたし、英語放送も見まくって、とにかく戦術や立ち回りを吸収し続けていた。
今思えば座学も相当にしていたことになるので、本当に丸2年費やしたんじゃないんだろうか。
今でも時々エイム練習にこのゲームを使っている。
たまにやりたくなるし。
次回に続く
次で最後の予定です。
お楽しみに。