本当に自分は毒親育ちなのか?と悩む時間がもったいなさすぎるという啓蒙(笑)をしたい
時間は大事だよ〜〜。
私は高校生の頃に既に「この家にいたら精神を殺される」と自覚していたにもかかわらず、実家から出られたのはその20年後になってしまった。どうしてこうなったと今更悔やんでも仕方がないのだけど、今なう、職場(派遣)に18歳の毒親育ち精神疾患の子がいて、ものすごく……こう……とりあえず派遣はやめとけ!派遣でもこの職場だけは異常すぎるからやめとけ!!と言いたいけど言ってしまったら私が迷惑おばさんになってしまう……という葛藤が苦しすぎて発狂しそうなので、そんな自分を落ち着かせるために書くことにする。
大抵の毒親育ちエッセイを読むと、皆様高校卒業とともに実家を飛び出している。そこがもう、この方々は私より若い方々で健康で精神的に成熟してるから!私とは違うから!といくら思おうとしても、「なぜ私にはそれができない?」という感情に押しつぶされて死んでしまう。念のためですが、そういう方々へのあれ……ひどい!とか、そういうことを言いたいわけではないです。エッセイを読ませていただけること自体は本当にめちゃくちゃありがたいのです。どんな方のどんな経験からもたくさん学ばせていただいてるし、当然今は過去を過去として生きてる方ばかりで、すごいなー私もこうなりたいなーと生きる力をいただいています。私が20年もかかってしまったのはもう取り返しのつかないことですし、かといってその期間のどこかに逃げる機会があったかと考えてもやっぱりないので、私には必要な時間だったんだと納得してもいます。
ただ、もし今、私より年上の方でも、親から離れたいけど諸々の理由で離れられなくて悩んでいる方がいたら、とりあえず悩むより一旦離れてみても悪くはないんじゃないか?と思うのです。
離れてみた結果、やっぱり親から離れるのは良くないよねとなればその時に戻ればいい。それだけ悩まさせる人の実家というのは大抵の場合、戻ってくる人を(環境の善し悪しはさておき)拒まないので。私もずっと、メールと電話でいつ帰ってくるの?と言われ続けてます。帰る気は全くないけど。
お金がないという話を前回書いたのだけれど、せっかく情報社会を今生きているのだから、(情報社会でない時代も知ってるからなおさら)障害年金について調べてみた。ら、私は無知すぎて全く知らなかったのだけど、年金という貰うものだけでなく国から低金利でお金を借りるという方法があることを知った。生活困窮者がお金借りれるわけないやんと思っていた。むしろ逆だった。
私は障害によりバスにも電車にも乗れないし、更に長距離を歩けない。だから車を手放すという選択肢がなくて、生活保護はまず不可能。正直ここももう少し融通を利かせてくれてもいいのではと思わなくもない。けど私が生きてる間には無理だろうなと思うので、次、障害年金。これは理由がよくわからないのだけど、「今まで障害年金なしで生きてこれたんだから今更いらないでしょ」ということらしい。今まで貯金(実家暮らしで貯めた)を崩していて、貯金がなくなった、というのは通用しない。世知辛い。で、その次、生活困窮者向けの借金。これはさすがにダメと言われることはないんじゃないかと思うのだけど、ぶっちゃけ真剣に返すあてがない。今こんなに心身がボロボロで働けないというのに、将来借金をどうやって返すというのかよくわからない。年齢的にも人生80年とするなら折り返し、転職も難しいお年頃である。しかも親に自己肯定感をへし折られたり大学や仕事を辞めさせられたりしたおかげで職歴が悲惨の極み。正社員になれたことがない上に長く働けた経験すらめちゃくちゃ少ない。おしめぇがすぎる。
これがまだ30歳の頃だったら、借金を生活費に充てて少し休めばまた働けて借金も返せるという希望を持てたと思う。しかし40になった今、いくら休んでも今より良くなるということはなくなった。もちろんこれは私が体調と相談した結果であり、私以外の人にとっては40なんてまだまだ若いとなると思う。しかし私の体はもう30を超えたあたりから坂を転げ落ちる一方、病院巡りをしてもサプリや漢方薬を試しても何をしても、体がしんどすぎて生きてるだけで修行という現状を受け入れるしかないということを知るだけだったのだ。
私の話にはなったが、今健康な方も、いつ病気や怪我をするか、精神障害者になるかは本当にわからないので、まだ若いからと過信するのは良くない。もちろんもうダメだと悲観するのも良くないけれど、いつ何が起こるかわからないということ、案外周りの人は考えてないんだなと私は思うので、書いておく。
ともかく、言いたいのは、悩むことも確かに大事だろうけど、例えば私は超絶時間の無駄だったなと思うので、あと実家に長居したせいで職歴が悲惨になり心身もズタズタになったので、そういうことも考えた上で悩み続けるか家を出るか決めて欲しいということである。私ほど心身を病む前なら、借金をしても返すことができると思うので。
しかし、国のそういう制度って優しいのか優しくないのか調べれば調べるほどわからなくなって病むな……というのが今の感想である。怖いからもう調べたくない。優しい人が優しいところだけ掬って教えてくれたらいいのに……。
転職に関わる人が決まり文句のように「今日が一番若いんですから!」と言ってくるのそろそろ聞き飽きたしなぜかわからないけど怖いんだよな、と思いつつ、これだけ書いてもやっぱり件の若者に何か言いたくて仕方ないよ〜〜と思いつつも、なんとか言わずに残り半月を働こうと思う。いや、職場に行こうと思う。もはやあれは仕事じゃない、デイケア的なやつだ。移行支援だと思おう。給料が出る移行支援。就職について何もしてくれない移行支援。ウッ過去のトラウマが……。移行支援にももちろんいい所もあるんだろうけど、私が行ったとこは今の職場並の虚無だった。〆ようと思ったのに脱線してしまった。さて、来月から何をしようかなぁ。