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ああ、また行きたい!ベルギー・ブリュッセル

 「ちょうどいいから遠回りして行こう。」大きな地図だけ見て、ドイツからオランダに向かうならベルギーにも行っちゃおう。そんな思いで来たこの国が、この旅のハイライトになるなんて。

 着いた駅からホテルまでは、少し距離があるみたいだ。歩いていくと、何やら騒がしい。市場だ。例えるなら、祝日のアメ横のよう。そんな喧騒。果物は、日本の方が美味しそうかな。

 ホテルに荷物を置いて、「どこに行こうか。」「とりあえず小便小僧じゃん?」「どこだろう。」Google マップを開くと驚いた。主要な観光地がブリュッセル中央駅から徒歩圏内だ!ありがたい。
 しかし素直に言っておこう。小便小僧に対しての感想は正直ない。

 「どこかでお茶でもしようか。」そう言いながら歩いていると、大きな広場に出た。四方八方に広がる豪華絢爛な建物。ここは「世界一美しい広場」と呼ばれているらしい。うなずける。

 大きなミートボールだったかな。ベルギーの名物を平らげると、近くの店でクラフトビールの飲み比べやってる。楽しそう。6種類のクラフトビールが運ばれてきた。「ビールって黄色だけじゃないんだ。」「右から3番目が飲みやすいね。」弱冠20歳の僕にとってはそんな感覚だった。やっぱりサワーのほうが好きだな。

 3人でやっと6杯を飲み終わるかな、ちょうどその時に、店員さんが話しかけてくれた。「どこから来た?」「日本」よくよく話を聞くと、彼は日本のポルノスターになりたいらしい。(笑)友人が紙にDMMの連絡先を書いて渡してあげた。僕は酔っぱらって”FANZA”と連呼していた。
 「もう一杯飲んでいきなよ。」気前のいい店員さんが同じやつをまたおごってくれた!さっきミートボールを食べるときも飲んだし、僕は相当きてたんだけれど。おごられた酒は飲まないわけにはいかないでしょう。
 

 案の定というべきか、ホテルに向かう僕たちの表情は相当グロッキーだった。けれど、この旅行で一番楽しいディナーだったと思う。今こうして書くことで思い出すこともある。
 撮った覚えのない写真を、一枚。

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