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酒乱の相

明けましておめでとうございます!無事に2020年が終えられてよかった!こんなにも安堵感を持って迎えたお正月は初めてだったかもしれません。年が明けたからといって世界が変わるわけではないけれど、だからこそ、「自分がどんな感情でいるのか、いたいのか」ということには意識的でありたいなと思っています。

さて。タイトルですが、昔話です。このnoteの結論は、今年はお酒控えめにするね、ってことです。何事も実験、実験♫ やってみないとわからないもんね。

行きつけの占い師

学生の時、長く付き合った彼氏にぼこぼこに振られた時。死にかけたものの、なんとか立ち上がって焼酎バーでのバイトに勤しんでいると、お客さんの会話が聞こえてきた。「わたし〜実は〜行きつけの占い師がいるんだけど〜」「えっ、占いって行きつけとかあんの?大丈夫?」「いやいや、その人めっちゃすごくてさ。実は別れた彼氏と復縁したの!今は仕事のこととかもお世話になりだして…」

む???復縁しただと?!私は光の速さでお姉さんのところへ駆け寄り、「私もフラれたんで、占い師紹介してください!!!!!!!」とお願い。今思うと、店長NGが出そうな凄まじい行動力。お姉さんは笑いながら、「おおお、そうなんだね、がんばって!」といって割り箸の袋に占い師の名前と電話番号を書いて渡してくれた。

酒乱の相

確か次の日。大塚駅のルノアール、ぎょろっとした目の占い師さん。いろんな手法で私のことをみてくれた。そして。

「あなたは酒乱の相が出ています。お酒をやめれば復縁できるよ。」

え〜〜〜〜〜〜?
しかも、「控えるんじゃなくてやめるの!わかった?」
当時の私の飲酒量は確かにひどかった。来世の分まで飲みつくしたと思うほど。

そんなこんなで禁酒することになりました、と同期で飲み仲間のあやに事情を説明してみると、「えー。…わかったけど、私はのむ。」というごもっともな意見。どうであれ相も変わらず一緒に出かけてくれるのは嬉しかった。

演奏会の打ち上げでも、バーに行っても、(!)私は飲まなかった。それなのに。

オペラの練習の後、今日は疲れたからさくっと食べて帰ろう!と、あやと大学の近くの定食屋さんに寄った時。「お待たせしました、お冷です!」運ばれてきたそれを口に含むと、グラスの中身はなんと焼酎のロック。芋。なんで。なんでーーー??!!店員でてこい!こんなことあるかーい。嘘みたいだけど実話です。ほんとに。あの店はどこだったっけ。何を食べたかさえも、もはや覚えていない。

当たり前を壊そう

復縁できたんだっけ?肝心のそれさえも覚えていませんが。こんなこともあったと、ふと思い出したので 今年は意識的に控えてみる。当時は復縁を手に入れるための、占い師から突如強いられた苦行でしかなかったけれど、今回は自分のために、何が起きるのかやってみたい!という好奇心があります。てなわけで!みなさま、今年もよろしくお願いします!

やったことのないことをやる。いつもと違う方法をとる。自分のパターンを壊す。苦手なことの正面に立ってみる。こういうことも、時にとても大切だと思うから。

ちなみに、今お冷ですって言われて芋ロックきたら飲む。しれっと。



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