アフタヌーンティーの食べ方とは?基本マナーを徹底解説
こんにちは!
「アフタヌーンティー」ってよく聞きますよね?
皆さんはアフタヌーンティーについて、どんなイメージを持っていますか?
食べ方や食べる順番などに細かなルールがあるのでは?とハードルが高く感じてしまうアフタヌーンティー、今回はその「アフタヌーンティーの食べ方やマナー」について調べてみました!
アフタヌーンティーとは
そもそも「アフタヌーンティー」って?
入り口の入り口として、その単語の意味から確認してみようと思います。
アフタヌーンティーってなに?
アフタヌーン・ティーとはイギリス発祥の喫茶習慣で、夕方16時から17時に軽食や菓子を紅茶と一緒に喫食する茶会、という意味だそうです。
アフタヌーンティーについて調べたときに一緒にみかけるのが「ハイティー」。
ハイティーは18時ごろの夕食を兼ねた喫茶習慣のことで、アフタヌーンティーとは時間帯や食事内容が異なります。
アフタヌーンティーは夕食前の軽食といった内容に対し、ハイティーは夕食を兼ねた内容です。
「ハイティー」については以前の記事で紹介をしています。
アフタヌーンティーの歴史・起源とは
アフタヌーンティーはイギリス発祥で、1840年頃に第7代ベッドフォード公爵フランシス・ラッセルの夫人、アンナ・マリア・ラッセルによってお茶会として始められたそうです。
当時は夕食の時間が遅めになる傾向があり、空腹に困ったアンナ・マリア・ラッセルが、友人を招いてお茶会を開いたものが徐々に社会文化として広まっていったんだとか。
日本でアフタヌーン・ティーが楽しまれるようになったのは1970年代ごろから。
そこからさらに2020年代、気軽に非日常を味わえたり写真がSNS映えすることから、カフェやホテルでアフタヌーン・ティーを楽しむ活動が若い女性を中心に流行し、それが「ヌン活」と呼ばれるようになったとされています。
きっと私がよく「アフタヌーンティー」と耳にするようになったのは、SNSが急速に普及する中で、「ヌン活」の投稿をよく見るようになったからですね。
アフタヌーンティーの基本メニュー
ここからはアフタヌーンティーの内容について。
アフタヌーンティーの基本メニューは「サンドイッチ」「スコーン」「スイーツ」です。
3段スタンドに乗っているものだったり平たい場所に一緒に置かれていたり、お店によって提供方法は異なりますが、内容は基本的に同じです。
アフタヌーンティーの基本作法・マナー
ではいよいよ、基本の作法やマナーについて調べていきます。
この後に調べた情報をいろいろ記載してはいますが、アフタヌーンティーには基本的な作法やマナーが存在するものの、醍醐味は“優雅な時間を過ごす”こと。
食べたいものから食べてもなにも問題はありませんので、思い思いのアフタヌーンティーを楽しみましょう。
アフタヌーンティーを食べる順番
アフタヌーンティーは伝統的なテーブルセッティングでは3段重ねのティースタンドを用い、下段にサンドイッチ、中段にスコーン、上段にケーキやスイーツなどが載せられることが多いです。
アフタヌーンティーの食べ方は、ティースタンドの下段から上へ、という順番が一般的だそうですが、先ほども記載したとおり、食べたいものから手にとっても問題ありません。
また、アフタヌーンティーのティースタンドのお皿は外さず、食べ物を自分の取り皿に下ろして食べましょう。
ナプキンの使い方
食事用の大きいサイズのナプキンの場合には二つ折りにして、折った部分が自分側に来るように膝の上へ乗せます。
(折りたたんだ輪が手前)
これはアフタヌーンティー独自の使用方法というわけではなく、テーブルマナーとしてのナプキンの使い方ですね。
服装
これを着なければいけない!というルールはないようですが、ワンピースなどの綺麗めな服装で行くのが良さそうです。露出が多かったりカジュアルすぎる服装は避けましょう。
行くお店によってはドレスコードが設けられている場合もあります。
アフタヌーンティー各メニューの食べ方
ではアフタヌーンティーで提供されるメニュー、その食べ方を確認します!
スコーン
スコーンは手で割るか、ナイフを使って横半分に割ります。
ナイフで一口分のクリームをつけ、クリームの上にジャムを同量のせて食べます。
サンドイッチ
こちらは状況によりますが、一口サイズであれば手で直接取って食べます。
ナイフとフォークが置かれている場合はそちらを使いましょう。
ケーキ・スイーツ
ケーキやスイーツも、サンドイッチと同様に手で取っても、カトラリーを使用してもOK。
そもそもアフタヌーンティーのサンドイッチやケーキは、本来指でつまんで食べる「フィンガーフード」なので、手で取って食べても問題ないようです。
もともとカトラリーはスコーンにクリームをつけるために出されていたのですが、現在のアフタヌーンティーではほとんどの場所で食べるために使用するカトラリーが提供されるようになりました。
ティースタンドから手で取る際には、他の人の食事に触れないように注意しましょう!
紅茶の飲み方
紅茶の飲み方も、アフタヌーンティー独自のマナーというわけではなく、テーブルマナーのようです。
ティーポットから片手で静かにカップへ紅茶を注ぎます。
急須と違い、蓋を手で押さえることはしません。
そしていただく際はソーサーは持たず、置いたままにしましょう。
(テーブルの高さが下腹部よりも下にある(ローテーブル)ときはソーサーごと紅茶を左手で持ち上げます。)
カップの取っ手は右側、カップを持つときは右手で持ちます。
急須が身近にある身として、注ぐときに意識していないとつい蓋を押さえてしまいそう・・と感じました。頭にしっかり入れておきます。
自分なりに優雅なアフタヌーンティーを楽しみましょう!
ここまでアフタヌーンティーのルールや食べ方をざっくりと書きました。
が、最初に記載したとおり、第一は「楽しむこと」なので、こうしなくちゃああしなくちゃ・・・とルールに囚われることなく、ルールは基本知識として頭に入れたうえで、自分自身が楽しめる食べ方でアフタヌーンティーを楽しみましょう!
レストラン1899お茶の水のアフタヌーンティー
レストラン1899お茶の水ではアフタヌーンティープレートを提供しています。
今回のブログで記載した内容はアフタヌーンティーといえば!という王道の「3段スタンド」「紅茶」でしたが、レストラン1899お茶の水ではワンプレートでのご提供、かつ紅茶ではなく日本茶と一緒に楽しむ、和のアフタヌーンティーです。
11月30日まで提供している秋のアフタヌーンティープレートには、先日のブログで紹介した玉子サンドを含む全10種で構成されており、アフタヌーンティーの入門としてぴったりです!
ぜひ、ゆるやかな時間をお過ごしください。
本記事のライター:大平璃子