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【オススメ】著書「超『個』の教科書」(風間八宏/双葉社)
*博報堂時代の『心・技・体』…体その⑩
こんばんは、HDAの木戸です。
この本を読んで、学生時代にこの本に出会っていたら、自分のサッカー人生もキャリアも間違いなく変わっていたはずだと思いました。
僕が筑波大学4年の頃に、筑波大学蹴球部の監督に風間八宏さんが就任されました。
要は、僕らの最終学年で、風間さんが就任1年目の年でした。激動でした。
筑波が超攻撃型サッカーのスタートで、試合展開の浮き沈みにとどまらず、シーズンを通してジェットコースターのようなシーズンでした。
最終的には、関東リーグを3位で終え、インカレ準優勝。昨シーズンをギリギリ1部残留だったチームの飛躍は、当時の大学サッカー界に十分のインパクトを残しました。
それ以上に、1年を戦い切った選手1人1人が風間さんから受けた影響は、その後の人生を左右するほどです。
繰り返しになりますが、大学時代にこの本に出会っていたら、自分のサッカーのキャリアも仕事のキャリアも、間違いなく変わっていたなと思います。
そのくらい、あの時のあのふるまいは、そういうメッセージだったんだな、とか、あの指導の裏には風間さんの愛が詰まってたんだな、とか。
そして、やはり、”風間さんらしさ”を表現するには、タイトルにある「個」の追求が必須です。本を読んで改めて風間さんの哲学は日本人離れというか、常識離れしてます。そこが、今読むとなお一層オモシロかったです。
僕はチーム全体の副主将でしたが、風間さんとはほぼ会話したことはありません。おそらく、当時のトップチームや、その後Jリーグに進んだ選手、スタッフでさえ、風間さんとじっくり話した選手はほとんどいませんでした。
そのくらい、当時の風間さんは選手やスタッフとも距離を保っていました。その狙いも、この本に出てきます。
その点においては僕には真似できない、プロとしての「覚悟」を伝わってきました。
もし、こう聞くと、「ああ、風間さんが、チームの中心で、木戸が脇役だったんでしょ。」と思うかもしれませんが、僕はそんな風には思ってません。
「むしろ、俺が中心。俺ら4年が中心。監督やスタッフは脇役。」と思って副主将をやってました。多分、当時の4年はみんなそう思ってたと思います。俺のチーム、俺がチームを勝たせるって、本気で思ってました。
だからこそ、結果的には良い”化学反応”が起きたのかな、と。
多分、その化学反応すら、風間さんが演出していたものかもしれません。
だからこそ、当時、この本の風間さんのメッセージを知っていたら、人生変わってただろうなと思いつつ、、、苦笑
サッカーや人生に「たられば」はありません。
だから、今、このタイミングでこの本に出会ったことに感謝し、今後のキャリアに生かしていきたいと思います。
そして、また近い将来、風間さんとご一緒できる仕事をつくろうと思いました。
では、また。
このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~38歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。