【3分で読める】3つにまとめる(木戸)
博報堂時代の『心・技・体』…技⑮
こんにちは、HDAの木戸です。
今日は、博報堂の営業時代から使ってるポイントについてシェアします。
標題にあるように、僕は何か語るとき、説明するときは、常に3つにまとめるよう心がけています。
人は選ぶのに、3つの選択肢が一番心地良いと思う習性があります。
2つだと「まだありそう」と思って物足りないし、4つだと頭の整理がついていきません。なので、3つにまとめます。
●会議で意見を述べるときも一緒です。
むしろ、3つ思いついてないのに、「今発言した方が良いな」と思ったら、「3つのポイントがありますね」って先に言うときもあるくらいです。
で、話しながらとりあえず思いついている2つくらいポイントを話しながら、3つ目を無理やりでもつけ足すんです。
もし、3つ目を思いつかなかったら?(笑)
その場合は、「3つ目は、それ以外ですかね。」と言って、『その他』にまとめるカタチで締めくくります。
そしたら相手は、目の前の議論されていたことが漠然と頭の中で整理されてきます。
もしくは、完全にそれが結論として正しくなくても、結論に進むための呼び水には有効的になります。
●金額も3つにまとめる
選択肢が1つしかない時…でも選択肢に対して、相手が決めかねている場合は、松竹梅の3つのプランに分けて整理して差し上げます。
しっかり予算をかけたゴージャスな『松』プラン。
超コストを調整したが、何かとリスクが多い『梅』プラン。
その間をいいとこどりした『竹』プラン。
そうすると…だいたい、選ぶ人は真ん中の『竹』プランを選びがちです。
●プレゼンの際も一緒です。3案用意します。
なぜなら、3案が一番決まりやすいからです。選ぶ側が、しっかり吟味したという気分も醸成できます。
・依頼にストレートに応えたA案。
・A案を少し違う方向にずらしたB案。このあたりまで、ストライクゾーンで、あ、そんな切り口もあったかなと思う提案をします。
・そして、違う完全に違う方向のC案。ぶっ飛ばした、とがった企画ならC案として提案すべきです。
C案だけだと、「オーダーに応えてない」と思われてしまいますが、いつもA案や B案だけだと、「期待を越えてくれない」とクライアントは思います。
クライアントは、わがままですから(笑)
本日は、以上です。では、また。
このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~38歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。