【3分で読める】伝えなきゃダメだ。(木戸)
*博報堂時代の『心・技・体』…体⑯
おはようございます。HDA木戸です。
今朝、仕事をしながら、週末に録画してた情熱大陸を見てました。
ちなみに、僕は、死ぬまでに、絶対に「情熱大陸に出ます」。それが僕の目標の1つです。夢ノートにも書いています。
とりあえず今日は、宣言するところから始めます。
前回の情熱大陸、パン職人の方が、単身フランスに修行に渡った際に、現地のパン屋に飛び込んで、雇ってくれ!とアピールしに行った際のエピソードが紹介されていました。
それがコレ。
まず、本気であること。
昨日、放課後デイサービスの別件の打ち合わせでも、「本気」でお客さんに向き合う。起点としてはそれが全て、という話が出ました。
あとは、「伝えなきゃ、何もはじまらない」ということ。
車イスになって翌年、こんなことがありました。
まだ東京にいた頃で、いつも使ってるのは小田急線でした。
小田急線の新宿駅に着いた際、改札のある地上階に上がろうとエレベーターを待っていました。
自分がいるのは「普通」が停まる地下1階。
「特急」が停まるのが地下2階。
エレベーターが下から上がってくると、エレベーターは地下2階で載った人でいっぱい。みんな、エレベーターを逃すとかなり時間が遅れるので、誰も車イスでゆずろうとしません。
ほんのちょっと、スペースを空けるフリだけする方もいます。(挙動で”フリ”なのはよくわかります。苦笑)
次、エレベーターは通り過ぎて地下2階へ。
2回、同じことが続きました。
その時の僕は、車イス初心者で、自分の心の中にも色んな葛藤がありました。
僕にも権利はあるけど、他の人にも権利がある、と。
なら、僕は「待つ」責任もあるのかなぁと。
”逆差別”を嫌がるなら、「ゆずって」と言うのも間違いなのかなぁと。
でも、言わないと、その時は誰もゆずってくれませんでした。
その時は、結局、下りるボタンを押して、一度地下2階に下りて、折り返して地上階(改札階)へ上がったのを覚えています。
それ以来、「車イスなので、歩ける方がいたらゆずってください。」と伝えるようにしています。
理由は3つあります。
●1つ目は、自分のため。自分が上がりたいから。
●2つ目は、他の障がい者のため。障がい者にも、色んな人がいます。言える人もいれば、どうしても言えない人もいます。逆に、めちゃくちゃ主張する人もいますが。苦笑
だから、自分が言うことで、少しでも障がい者が生きやすい世の中になればと願っています。
●3つ目は、健常者のため。僕は、元健常者でもあります。だからこそ、言わなきゃ気づかない、という一面も知っています。僕が健常者の時は、目の前に車イスの人が待っていても、エレベーターをゆずるかどうか、自信はありません。
余裕のないこともあります。そんな時は、間違いなくゆずれないと思います。だからこそ、現障がい者でもあり、元障がい者の自分が伝えて知ってもらうべきだと思っています。
フランスのパン屋に比べると稚拙な例で恐縮ですが、苦笑
そんなエピソードを思い出したのでシェアします。
では、今日はこのへんで。
このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~35歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。