平尾賛平商店レート化粧品 44 三輪 2022年9月25日 16:44 大正3年に開催された「東京大正博覧会」にて金牌受領したレート白粉です。同博覧会にてレート洗粉も金牌を受領していますが、審査員の一人に平尾賛平氏がいたのでお付き合い受領だったのかと疑ってしまいますね。それはさておき、箱はとても可愛らしい図案です。 明治39年発売の乳白化粧水レート。明治後半らしい華やかで柔らかな印象のラベルです。 レート水白粉。粉白粉と同じデザインなので、もしかするとシリーズだったのでしょうか。 噂のレートフード。レートフードは大正4年発売、クラブのカテイフードは昭和3年発売。フードの商標について裁判沙汰になったのは有名な話です。レートフードの図案もなかなか可愛いです。図案は発売以来変更はなく、昭和3年に容量が増加されています。 欲しかったレートメリー!個性的な容器も可愛らしいですが商品名もハイカラです。 とても小さなレートクレーム瓶。試供品か携帯用のコンパクトサイズでしょうか。一番小さなサイズだと思われます。 レートクレームの小器。 ちょっとぽってりした小型のレートクレーム。形もサイズも色々で面白いです。 レートクレーム(中器)。昭和2年、「クレームレート」から「レートクレーム」に改められました。昔はレート化粧品の図案は好みでは無かったのですが、最近なぜか惹かれ収集し始めました。 戦時中に使われていた陶器製容器。ガラス製よりも軽くアルミ製の蓋よりも開け締めが楽ですが、クリームの保存には向いているのでしょうか。 純無鉛レート固煉白粉(大型・肌色)。大正10年にこの図案に改められ、翌11年に商品名が赤文字に変更されたそうです。瓶の下側は少し凝った作りになっています。 クラブ化粧品以外の化粧品はノリで買ってしまうところがあります。買ってはレート粉おしろい。白粉箱なのに、マハラジャのようなネパールカレーのような図案に惹かれて購入しました。現在でもカレーのパッケージとして使用できそうな気がします。上の蝶が写実から簡略化されているので大正14年以降のものかと思います。 レート粉白粉。赤地に小さなドット模様、抽象化された花が可愛いですね。 レート粉白粉の小型です。小さいながらよくできた作りで可愛らしいです。 レート粉白粉。小ぶりなサイズですが作りがしっかりしています。 戦後のレート粉白粉です。シンプルな意匠ですが、かえってオシャレな図案に見えます。 レート頬白粉(金缶入1円)。大正14年発売。レートの商標である三羽鳥が可愛くてつい買ってしまいました。 レートほほ紅。チューリップの容器が可愛いです。クラブ頬紅に比べると、蓋がきちっと閉まるしっかりとした作りになっています。 とても珍しい化粧品を入手しました。大正3年に上野公園にて開催された東京大正博覧会で、金牌を受領したレート洗粉。その割に評判は悪かったようです。小サイズ五銭、大サイズ十銭。 一個は欲しかったレート石鹸(大)です。モザイク画のデザインが古代文明を感じます。説明書付きです。 緑色が綺麗なレートフードの箱。バラとチューリップがあしらわれた図案が可愛いです。 昭和初期頃のレートサービス・ストアーの看板。一見木製だと勘違いするほど精巧にできていますが、紙製です。 『平尾賛平商店五十年史』に掲載されている、「明治二十七八年頃の主要発売品」。この頃の明治らしさが良いです。 #大正時代 #明治時代 #昭和初期 #商業美術 #レート化粧品 #平尾賛平商店 44