『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第34話
♡第33話続き♡
一方飛ばされたフォルテは一旦森の平地で自ら傷を治していた
自分のその長い口ばしを器用に使い、針を抜いていたのだ
アリュールはその事を知っていた
知っていたがフェアな状態で戦おうと動かずその場で待っていたのだった
それはブルーヘロンの教えでもあった
もちろんフォルテはその事を知る由もない
ただひたすらに今もなおアリュールと戦う術を考えていた
そしてフォルテの頭の中でサヤカの顔が浮かんでは消えていた
フォルテは不気味な笑いを浮かべた
アリュールという壁をどう乗り越えるのか そろそろ決行する時が来たようだ
アリュールは今か今かと前を向いて待っていた
サヤカは相変わらずヤシムンに抱かれ、すぐ側にはトゥリーもハヤトもいた
♡続く♡
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私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡