『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第92話
第91話続き
フォルテを仲間を捕らえた敵として捉えていないのである
もちろんサヤカにしたことは許されないことではあるが、この時既にアリュールは許していた
サヤカならフォルテの内にある光に気付けるのではないか、そう感じていたのだ
とは言え、はなからサヤカをフォルテに渡すつもりは毛頭なかった
前回までのフォルテと違い今回のフォルテにみられた少しの変化をアリュールは見逃さなかったのだ
その少しの変化がアリュールをフォルテを追いつめるような行為に走らせることのなかった理由でもあった
ただただ周りの仲間を傷つけ捕らえていた前回までのフォルテであれば必要な戦いもまたやむを得なかっただろう
そしてそれならばサヤカを守ることだけに気を集中させたであろう。。
とは言えこの出来事はフォルテのせいでも、ましてやサヤカのせいでもない
やはり自分の少しの迷いや判断する力が弱かったこと、自分の内からきた思いによるものだとアリュールは知っていた
それでも自分責めはやめた。。
ブルーヘロンの言葉を再び思い出したアリュールはもうやめることにしたのだ
自分を責めても残るものは何もない。。
♡続く♡
私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡