『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第30話
♡第29話続き♡
大きな翼を持つフォルテはこの森最強の鳥に似たモンスターだった
くちばしは長く鋭く手足はまるで海亀、そしてその翼にもハリネズミのような針があった
広げた翼は2mはありそうだ
その翼の針に刺されたものはみんなフォルテの思うままに操られ、針を抜かない限りは元に戻れないと言われていた
サヤカは運が良かったのだ
ハヤトはこんな危険なやつがいるなんて。。と思い始めた自分をすぐに打ち消した
(俺が全て選んだんじゃないか。。先に進むことも 何が起きるのか聞かないことも。。全て俺が選択した未来が今ここにあるんだ)
ハヤトは改めて自分の思いを強くした
(サヤカを守ろう)
この想いはヤシムンにもトゥリーにもそしてアリュールにも届いていた
「ヤシムンたちも気をつけて」
ハヤトは精一杯の思いで声を上げた
「ありがとうな ハヤト」
ヤシムンも改めて強く思っていた
(俺らがハヤトとサヤカを守らなきゃあかん)
その思いもハヤトとサヤカにはしっかりと届いていた
「ヤシムンありがとう」
小声でサヤカがささやいた
その時だ フォルテが再び空からハヤトたちめがけて翼をはばたかせた
「きゃー」
サヤカの叫び声とほぼ同時にヤシムンはハヤトとサヤカを自らのからだで包み込んだ
♡続く♡
私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡