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長野と栃木、山に登るなら?


栃木生まれ栃木育ち、現在長野県民。

 そんな私だが、長野県に来たのは2023年の12月。夏山シーズン、ワンシーズンを過ごして、山に登るならどちらに住むのが良いのか?現時点で感じていることを挙げて行こうと思う。

 栃木県では宇都宮市(県央)、長野県ではかなり北の方のとある村在住。
 また登山歴は約3年と浅く、まずは百名山をはじめとする一般的に名の知れたをメインに登っている、ということを念頭に置いていただきたい。

こちらは今年のお気に入り、日光男体山の山頂より。

今シーズン登った山

まずは現時点で今シーズンの山行を挙げてみる

【2024年の山行振り返り(10/29現在)】
4月 6日唐松岳
5月 18日白馬岳 25日燕岳
6月 14日雨飾山 19日車山 27日唐松岳
7月 5日霧ヶ峰 13日苗場山 30日入笠山
8月 2日剱岳 4日日光男体山 17-18日唐松-五竜縦走
9月 7-8日爺ヶ岳-鹿島槍ヶ岳縦走 14日白馬大池 
    17-18日蝶ヶ岳 26-28日白馬三山-不帰-唐松縦走
10月 12-14日涸沢-北穂高岳 27日雨飾山

 これを見ただけでも北アルプスがすぐ近くである恩恵を受けていることは明らか。これは遠方に住んでいたらなかなか叶わない北アルプスの山行回数である。

Instagramを見返しても山行の派手さが伝わる…!

栃木に住んでいる時に登った山

 私が登山を始めてまるっきり栃木に住んでいたのは2022年なので2022年の山行を振り返ってみる。(そもそも登山を始めたのが2021年11月で、2023年は山小屋でアルバイトをして栃木を出ていたから。)

【2022年の山行振り返り】
1月 5日古賀志山 23日庵滝 
2月 2日雲龍渓谷 11日社山
5月 3日至仏山 15日茶臼岳-南月山(那須岳)
       28日霧ヶ峰、車山
6月 15日朝日岳(那須岳)
7月 2日磐梯山
8月 13日剣山 15日石鎚山 31日燧ヶ岳
10月 1-3日涸沢-穂高岳 22日日光男体山
11月 3日日光白根山 5日大菩薩嶺 8日日光男体山
   11-12日蝶ヶ岳 19日浅間山
12月 3日甲武信ヶ岳 20日筑波山 31日安達太良山

(これが登山1年目なんだもん、かっ飛ばしてたよなあ。)

初めての百名山は残雪の至仏山

 以上を踏まえて、それぞれに住んで感じたことを挙げて行こうと思う。

栃木県民だった私の登山スタイル

交通手段

マイカー、一択。これは共通して言えることだと思うが大前提に。

山の選択肢

 私は宇都宮に住んでいたので、日光や那須の山はかなり気軽に行くことができた。そして栃木県は東西南北どの方面にも出やすい(と感じている)為、栃木にいるときは週末の行き先に関東・長野・東北を視野に入れて検討していた。

東西に行くなら下道では国道50号
高速なら北関東自動車道

南北に行くなら下道では新4号
高速なら東北自動車道

 日帰りで行った百名山を例に挙げると
福島県  磐梯山 安達太良山 会津駒ヶ岳 燧ヶ岳
栃木県  日光男体山 日光白根山 那須岳
群馬県  赤城山 至仏山 谷川岳 武尊山
茨城県  筑波山
山梨県  甲武信ヶ岳 大菩薩嶺
長野県  浅間山

 気合いを入れれば
新潟県  苗場山 巻機山
埼玉県  両神山
東京都  雲取山
山梨県  金峰山 瑞牆山

 あたりもいける気がするが登山後の運転が大ダメージなのでこのあたりは2連休の時に行きたいところ。多少運転がしんどいが、これだけの範囲に選択肢を持てることはバリエーションに富んでいて面白かったなあ。

磐梯山は裏から登った⛰️福島の山、今年は行ってないなあ。

山の決め方

 交通網に不自由は感じていなかったが、特に北アルプスなどの遠征には交通費をかけてまでして山に登りに行っているためこの日に登るならここの山域に行けば絶対に晴れるだろう、というものを狙って選んでいた。1日に何度天気を検索したかわからない。なので2022年の山行写真を振り返るとほぼ全てが快晴。

初の北アルプスは奥穂高。ド快晴!

 しかし節約のためにどれだけ下道で走ったことか…!深夜に起きて登山口に移動。今思うとよくあんな時間に起きられたなあ。単に拠点の問題だけではなく、いろいろな山を登りたい!という熱量が高かった、ということもあるかもしれないから比較としては偏りがあるかも。

長野県民になった今年の登山スタイル

交通手段

一応ね。もちろん長野に来てからもマイカーです。

山の選択肢

 長野県はとても大きく、エリアによって山の選択肢がかなり異なってくると思う。私は長野県の中でもかなり北の方に住んでいるため、主に後立山エリアの山登りに特化したシーズンとなった。また、新潟方面へのアクセスも可能で苗場山や(今年は挑戦することができなかったが)妙高山、火打山などの山へも日帰りで行くことも可能だ。まあうしろ2つはテント泊で縦走にしたいけど…。

苗場山は長野側からアクセスできたことで、小赤沢コースに挑戦!

 中央アルプス、八ヶ岳へも片道3、4時間程度でアクセスはできるはずだが、今シーズンは白馬を一通り歩くぞ!という目標があったことと、より気軽にアクセスできる北アルプスに選択肢が偏った。

 来シーズン以降は北アルプス以外にも足を運ぶのか?は、わからない。気合いを入れて山に登りに行くという熱量は山の近くに住んだことにより失ってしまったようにも感じる。

山の決め方

 特に後立山エリアでは、麓から見て実際に登るか決定。逆に天気予報は参考程度に見るようになった。まずはこれが山好きとしてはかなりありがたい環境だと思う。麓から天気を見て決定、にはライブカメラにもかなりお世話になった。

 私が特に白馬エリアの山を登るときに参考にしているライブカメラのURLをいくつか貼っておく。

【白馬村山岳ライブカメラ】
7月中旬〜10月中旬まで設置。現在撤去済み。
特に白馬山荘や遠見尾根のライブカメラは下が曇りでも上は抜けているかも?の参考に見ていた。画質も良く眺めるだけでも楽しいライブカメラである。

眺めるだけでも綺麗!

【Windy】
 各地に設置されたライブカメラを確認することができる。〔白馬村〕と検索し、遠目に見た山の様子をこれでチェック。日々のお出かけの参考にもしている。

 麓から確認できないエリアの場合、交通費やアクセスに時間がかかるため栃木に住んでいた時と同様確実に天気の良い日を狙って山を決定していた。

長野に住んで変わったこと

長野に住んでよかった面

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このメンバーシップでは、会社員を辞めて山小屋に行って気づいたら長野のとある村に移住していた建築士の私…

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