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27歳にわかオタクが名作を履修する話

第1回 『魔法少女まどか⭐︎マギカ』

 きっかけは妻の実家ガレージの片付けです。
ホコリにまみれた段ボールの中からさまざまな年代物?が出てきました。

大量の漫画、同人誌(絶対に見るなと言われた)、なんかのアニメの限定版DVD BOX、マクロスのフィギュア、遊戯王カードのストレージ、その他もろもろ…

ここで思いつきました。

『円盤が再生できるかのチェックも兼ねて、この機会に「名作」を履修しておこう!!!』

(観たことがないため「名作」と言うよりここでは単純に「有名なやつ」くらいの意味です。)


 ところで、どんな分野のマニアもオタクも、作品を知っていれば知っているほどオタク力(オタクぢから)が強いと考えがちです。

一方で、作品を深く知れば知るほど、初めて観た時の感動は薄くなってしまいます。

そうであるならば、オタクにとって本当に得難い経験とは「知らない」ということなのではないでしょうか。

(ある面ではそれを供給と言うのでしょうか……?多分新規性の度合いにもよるだろうけれど。)

 その点で『魔法少女まどか⭐︎マギカ』を一切観たことがない私は、どんな強いまどマギオタクも敵わない境地にいるわけです。だってこれから観るんだもん。

もちろん「リアタイする」という経験も得難く素晴らしいものなので、どちらが良いとかそういう話ではありません。

 つまりは新しい沼(この場合新しくはない)に落ちる人を見て楽しむやつを、意図的に自分でやってみようというやつです。

 前置きが長くなりましたが、本題に入ります。


【知っていること】


・「僕と契約して魔法少女になって!」ってめっちゃ言ってくる謎の小動物
・マミる
・とりあえず「きゅうべえ」がヤバい
・きゅうべえはマスコット的な顔してその実極悪マッチポンプ下衆野郎
・戦いすぎた魔法少女のなれ果てが魔女?


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【1話を観た感想】

・『ゆるキャン△』とか『まちカドまぞく』が好きなので、きららファンタジア繋がりでゆる〜く観れたら嬉しい
・絵はかわいいので好み
・バトルの迫力すごいやん
・バトルも有りの日常アニメだったらいいな

……ただ、そうもいかないのは知っています。

断片的な情報は知っているので
この中の誰が死ぬの……
グロいのとか可哀想なのは嫌だ……
とビクビクしながら見ましたが、1話から主人公が軽トラに轢かれたりしなかったので少し安心しました。

と同時に「なんかヤバい」という不安感は常にあります。

さらに言うと「約束された名作」という安心感と、「ここからどう突き落とされるの?」という緊張感がないまぜになって塩辛のように良い味を出しています。日本酒飲みたい。

 これは面白い。これが吊り橋効果?

 おそらく近日中に全編履修できると思います。
ひとつの物語が終わり、「知らない」から「知った」に変わった時に何が起こるのか、怖くもあり、楽しみでもあります。


追記
次回は『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』の予定です。

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