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新宿西口サイゼリヤ

 大学時代、当時の彼氏とサイゼリヤに行きました。彼氏というか、今の夫なんですけどね。彼氏と書いて、なんだか恥ずかしくなりました。といって、「当時の恋人」は、なお悪い。
 独身時代の話ですが、夫という名称を使うことにします。(なんのはなしですか…)

 さて、仕切り直して、大学時代に、サイゼリヤに行ったという話です。当時は、今のように、どこの駅にもサイゼリヤがあるというわけではなかった。少なくとも、大学のある都心部では、知る人ぞ知るというお店だった気がします。

 発祥の地が千葉県の市川市なのです。後年、結婚してから、バスに乗っている時だったかに、「あれがサイゼリヤの1号店だ」と教えてもらった覚えがあります。1階が八百屋さんで、2階がサイゼ。もしかしたら、その時にはもう営業していなかったかもしれないです。大家さんに家賃を払うために、サイゼリヤが借り続けていたのかも。大家さんは、火事を出したサイゼを追い出さなかったとかそんな感じの話も、その時に教えてもらいました(なぜそんな話まで夫が知っていたのか、今思うと謎ですが。サイゼ研究家だったのか?)

 とにかく、千葉県民である夫にとって、サイゼリヤは馴染みの店なので、新宿に行った折に、西口の雑居ビルの地下にある店に行きました。
 自分が何を食べたかは覚えていませんが、夫はミラノ風ドリアを食べました。サイゼに行くと、そればかり頼むので、間違いないです。稀にハンバーグなどを頼んだとしても、それにプラスしてミラノ風ドリアも頼む。当時は、今より高かった気もするのですが、それでも、気軽に食べられる値段だったので、金欠学生にはありがたいメニューでした。

 といっても、大学の近所にあるわけではなく、新宿西口の店も駅からそれなりに歩くので、そう頻繁にサイゼに行ったわけではないです。サイゼをディープに利用するようになったのは、社会人になってからです。勤務先が千葉県だったり、千葉の柏に住んだりしたので、同僚や友達、家族と頻繁に利用しました。勤務先の近くにサイゼがあった時期には、飲み会でもよく利用したものです。

 今では、サイゼはそこら中にある店になりました(東日本では。全国的にはどうなのだろう)。うちの近所にも2店ありますが、コロナ期にテイクアウトした程度です。何しろ、都内にしては破格の値段設定なので、いつ見ても混んでいるんですよね。よく知っている味なので、わざわざ並ぶのもな…と思ってしまいます。

 この記事を書いて、とても懐かしくなったので、久しぶりに行ってみたいですが、近所の店は混むので、夫の単身赴任先で、お昼に行ってみよう。茨城県まで行って、サイゼで食べるのかと思わないでもないですが…。夫の好物のミラノ風ドリアを食べることにします。

福島太郎さんの企画、第一回サイゼ文学賞(非公式)に参加しました。福島さん、ありがとうございます!

#サイゼ文学賞

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海人
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