2023年10月読書記録 青空文庫篇 プロ文と転向文学
去年の10月から青空文庫を読んでいます。長年海外の小説ばかり読んでいて、日本の近代文学といえば谷崎と芥川、あとは夏目漱石ぐらいしか読んでこなかったのですが、読んでみると面白い。自分の国の話なので、時代背景や地理もわかりやすいですし。海外文学と比べると、コンパクトな作品が多いのもいいですね。
年代順に読んで、今は昭和初期のプロレタリア文学と転向文学を読み終えたところです。
宮本百合子『道標』
『伸子』『二つの庭』から続く自伝小説の三作目です。伸子がパートナーである素子