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2回目の化学的流産のはなし

2018年の5月に1度目の化学的流産をしてから、妊娠中に高くなるらしいホルモンの数値がなかなか下がらず、それが落ち着くまでしばらく妊活はお休みということになりました。

しばらくするとその数値も落ち着き、次に通常の生理が来たら妊活を再開することに。

実はそのタイミングで海外出張が入っていたので、妊娠を気にすることなく出張できたのは幸いといえば幸いでした。

そうして、2度目のタイミングにチャレンジすることになった2018年の8月。実はこの時もきちんと受精してくれていたようで、タイミングから3週間ほど過ぎた頃、妊娠検査薬が陽性反応を示しました。

産婦人科に行きましたが、今回も胎嚢は見えず。それからの数日は、トイレに行くたびに、「血が出ていませんように...」祈るような日々が続きました。

その後、残念ながら、次の受診日が来る前に、仕事中に行ったトイレで鮮血に気づくことになります。「やっぱり来たか...」という諦めのような気持ちで、すぐに病院に行きました。

前回の流産のときは、「よくあることですよ」と言ってくれたお医者さんでしたが、今回は「残念です」と一言。その瞬間に、一気に悲しさが押し寄せてきました。

どうにか堪えて診察室を出たものの、一歩外に出ると、そこには幸せそうな妊婦さんたち。もうどうしようもなく涙が止まりませんでした。あまりに号泣する私を見て、いつもは冷たい受付のお姉さんもこの日ばかりは優しく次の予約を取ってくれたくらいでした。

泣きながら職場までの道を歩き、一応課長に報告。「今日は帰ったら?」と言われたものの、家に帰ってもひとりで泣くだけだし...それなら仕事してた方が楽だな...と思い、そのまま業務に戻りました。

普通の生活をすることで、どうにか気を紛らわせたかったのだと思います。

残業までして、帰宅。LINEで報告していた夫は、先に帰ってきていました。夫がハグで迎えてくれた瞬間、「やっぱりダメだったよ〜」と堰を切ったようにまた涙が流れてきました。

どのくらいそうしていたのか分かりません。ひたすらに泣いて、スッキリして、お風呂に入って寝たような気がします。

これが、2018年の9月でした。


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