3回目の化学的流産のはなし
2度目の化学的流産から2ヶ月がたった2018年12月。本当はもう1ヶ月ほど空けなければならなかったのですが、すぐに妊活を再開しなければならない事情がありました。
理由は夫との別居です。
実は、12月からしばらくの間、家庭の事情で別居をすることになっていました。
先生にも事情を話し、12月にタイミングを取ったものの、はじめて受精に至りませんでした。それからすぐ夫は引っ越し、別居生活が始まりました。
翌月、年末年始の帰省の合間をぬってとったタイミングが合ったようで、2019年1月末に再度、妊娠検査薬の陽性反応が出ました。
実は、その日は、兼ねてから一緒に不妊治療の報告をしあっていた友人から妊娠報告をもらった日でもありました。
「同級生になれたらいいなぁ」なんて淡い期待をしながらも、「でも今回もダメかもしれないなぁ」と思う自分もいました。
もう、傷つきたくなくて、予防線を張るようになっていました。これは妊娠した今でも続いているような気がします。
そんな予想通りにというべきか、この時の妊娠も、胎嚢を確認する前にダメになってしまいました。
会社にも報告しませんでした。
2回目の時ほど泣くこともありませんでした。
辛すぎて辛すぎて、辛いという感情に蓋をしていたら、嬉しいとか楽しいとか他の感情もなくなってしまったようでした。
仕事が終わったあと、大学院に通っていたので、それに打ち込み、それ以外はなんだか無のようになっていました。そうでもしなければ、自分にはなにも無くなってしまうような、そんな感覚で日々過ごしていたような気がします。
学生時代からの友人と会うことも辛くなり、理由をつけては断ったり、早めに帰ったりすることが多くなったのもこの頃だったと思います。