僕の日々の細やかな気配り
僕は、相手のわずかな変化を観察するようにしている。
その変化を踏まえて行動すると上手くいくことや、リスク回避になることもあり、
特に、仕事面では役に立つ。コミュニケーションの潤滑油のように、なっていると考える。
「相手の顔色を伺う」というのは悪口で良く聞くワードだけど、
プラスに言い換えたら、それだけわずかな変化を見逃さないということだ。
その相手の変化を分析して、柔軟に対応していくことが、時に求められる場面がある。
仕事内容は書くつもりはないが、
職場で、同僚や先輩が髪型を変えたときには必ず、「さっぱりしましたね。」とか「オシャレな感じですね。」、「似合ってますね」と伝えるようにしている。
特に「女性が髪型を変える」っていうのは、色々な心境の変化もあることが多いと思うので、
新しい自分になって現れる瞬間に、誰にも何も何も気付いてもらえないのはさみしいだろうなと考える。
別にそれが何かに繋がらなくても、誰かが見てくれていた。
気付いてくれた。
そういった小さなことで人って救われたりする。
そんな日々の中、仕事関係者でショートカットが似合い、髪型から服装までオシャレにしている女性がいた。
時にはキャスケットの帽子を着用しカジュアルに仕上げ、時にはコートを使い、大人っぽいコーディネートにし、オシャレを楽しんでいる。
服装で自分を主張されてるタイプのオシャレな方だった。
先日の朝、その人と職場ですれ違う際に、
「おはようございます。あれ?今日は雰囲気が違いますね?パーマをかけました?」と声をかけた。
オシャレな方は「あっ…」と照れていた。
僕は畳み掛けるように、「その髪型も似合ってますね。パーマですか?ワックスですか。」と声をかける。
オシャレな方は照れながら
「実は寝癖です…何かすみません」と恥ずかしそうに走り去っていった。
………………………
声をかけた、こちらもとても恥ずかしくなる瞬間だった。
それにしてもいい感じにクセっ毛だったのだなと思う。
言い訳しよう。
別にそれが何かに繋がらなくても、誰かが見てくれていた。
気付いてくれた。
そういった小さなことで人って救われたりする。(2回目)
たまにはそんな日もある。