ミニPCを買ってみた
そろそろ、パソコンの買い替えの時期が来ているので新しいPCを買った。Windows10のサポート終了の時期が来年の10月に近づいてきているのと、今、受託開発で使っているノートPCの性能がそろそろ厳しくなってきた。
自作Linux機とWindowsノートPCのの2台使いで普段はLinux機メインだが、受託開発はリモート開発の都合上Win\dows機じゃないとできない。液晶の左端が浮いて修理不可能のムスッコのお下がりを今まで使っていた。
スペックが、
HP ENVY x360 13-ay0000
AMD RyzenTM 7 4700U モバイル・プロセッサー
16GB オンボード
512GB SSD
なので、まだまだ使えると言えば使える。Windows11にもアップグレード可能な機種でもある。
使っていて不満なのは液晶が13.3インチなので小さい。dellの34インチワイドモニターと併用で2画面構成で使っているが、dellのワイド側がメイン、ノートの液晶がサブになるがdellのワイドに比べるとオマケのような液晶で一応FULL HDではあるが画面が狭すぎて使いみちがない。(とりあえず、常にXを表示させておくか・・・)
あと、メインメモリが16GBあるのでそこそこ使えるが、今の時代ソフトウェア開発に使おうと思ったらコレでも厳しくなってきた。色々なアプリ、データベース、統合開発環境が年々、重量級になってきてメモリを食う。常にこれらを複数同時に起動する必要があるので将来的なことを考えると16GBでもキツい。夏はファンがぶーん、ぶーん唸ってる。(いかにも苦しそう・・・)
ということで代替えを色々考えていたが、ノートPCでメモリが16GB以上だと32GB、64GBになるとかなりハイスペックな部類に入り20万円後半〜30万円台になる。うーむ・・・これはキツい。
色々、PCをを物色しているとミニPCというジャンルがある。弁当箱のようなサイズで、部品的にはノートPCの部品(CPU、メモリ、チップセット等)を使っている。液晶がないのと、スペース的にノートPCのような制約を受けないのでスペックの割には価格が割安である。
なにより、USB TypeC Thunderboltが使える。今使っているDellのモニタがKVMスイッチ付きで、PCを2台で、キーボード、マウスを共有することができる。これが片方がHDMI+USBで、もう片方がUSB TypeC Thunderboltなのである。HDMI+USBはLinux機でふさがっているので、必然的に新しいPCはUSB TypeC Thunderboltである必要がある。
このUSB TypeC Thunderboltは通常はデスクトップ機には付いていない。ノートPC用である。
そういった意味でもミニPC用はUSB TypeC Thunderboltが付いているので好都合である。
で今回、注文したのがこれ
どっちの道、10万円を超えてしまうので、メモリ64GBのモデルを注文した。注文した3日後にニューモデルのUM890が出たのが、ちと悔しい・・・チクショー(悲)
ついでにモニタもFULL HDで一番安そうなやつを注文した
いままでの構成がこんな感じである
Windowsで使う場合はDellのワイドモニタとノートPCの13.3インチ液晶両方使えるが、Linux機の場合はDellのワイドモニタにしか映せない。(Linux機からWindowsに画面を投影する方法がない)
しょうがないので、ネットワークを介してキーボードマウスをLinux、Windowsで共有できるソフトがある。Linuxを使うときはWindowsノートPCの画面をX専用に映して使っていた。
入れ替え後の構成がこんな感じである
画面がDellの34インチワイドと23.8インチFULL HDになったので圧倒的に広くなった。23.8インチFULL HDの方は横だと机が狭いので縦で使っている。Linux機の場合でも、Windows機の場合でも2画面使える。\(^o^)/
このミニPCであるが、中国のメーカなので、一抹の不安があったが(お得意の中国品質)、到着も早く(2週間くらい)、メーカの対応もなかなかよかったのと、結構、Apple顔負けの綺麗で丁寧かつ豪華な化粧箱に入っていて、なかなかの好印象である。
ひとつオチがあったのが最初はWindowsのキーボードがUS版104に設定されている。これを日本語JP106に変更する手順が上の写真の青い紙に説明されているが・・・これが嘘で。これはネットで検索したほうが早かった。
後側のスリットは排熱用らしいが、今の所そんなにファンがブン回るようなこともない。USBは4つ、これだけあれば十分。あとHDMIが2つ、Ethernetは2.5Gである
前側にUSB TypeC Thunderboltが2つある。うーん・・・これが、前に2つじゃなくて後ろにも1つほしかったところである。あと。左端に小さな穴、これはマイクらしい。あとBluetoothもある。右端の小さな穴はBIOSのリセットボタンらしい。この辺がいかにもノートPCの部品を流用しているぽい。
中を開けるとき(まだ開けてないが)ゴム足を外してネジを外すと開くらしい。
ACアダプタは120W。このクラスだとやっぱりそのくらいが普通か?Dellのモニタからは65Wしか給電できないので足りない。HP ENVYの時はちょうど65Wで足りていたのでThuderboltケーブル1本で、キーボード、マウス、電源、画面表示が賄えていた。このミニPC用は専用ACアダプタが必須。
だが、今の所120WをThuderboltで給電できるモニタって、見たこと無い。
あと、ひとつ心配だったのが、この手の海外製のPCによくある、購入して起動してみたらWindowsのライセンスがボリュームライセンスだったという話をよく聞く。ボリュームライセンスだとある日、突然使えなくなる可能性がある。
このミニPCの場合はそんなことはなく正式なHome版であった。
10万円は超えてしまったので個人事業主の消耗品として計上はできない。固定資産になってしまうが、少額減価償却資産というのができるらしい。(3年間で分割計上)
総合的には、10万円少々でRyzen 9、64GBメモリ、1TSDDはお買い得であるので、満足である。スペックの高いノートPCが欲しいけどお値段が高くて悩んでいる人にはオススメかもしれない。