ジャニーズ問題に見る企業の炎上に対する対応(2)
さて、ジャニーズ問題。トップである藤島ジュリーK氏の中途半端な会見と、その内容に煮え切らない感があるが、
ちょっと、他の企業の例も見てみたいと思う。まずは、これ。
丸亀製麺の新製品「シェイクうどん」を食べようと思ったら、そこにカエルがいた・・・と言う、まさに「ゲロゲロ」。かなり、ショッキングな事件である。もし、発見した人がカエル等の爬虫類嫌いだったら、悲鳴 and 飛び上がるであろう。
食品、外食関連は、こういった混入事件は度々ある。過去の例で最もショッキングだったのはペヤングのゴキブリ事件。
これも、かなりのショッキングな事件である。なにしろ、あの「G」である。ペヤングの焼きそば食べようと蓋を開けたらそこに「G」がいたら、そりゃーもー、いくら、加熱済で死んでいる状態だとしても、悲鳴 and 気絶モノである。
食品、外食関連はいくら製造工程を完全に管理していても、こういった混入事件は数万分(数十万?)の1の確率で起きるのは避けられない。野菜や肉、魚等の生のものはその確率が高い。バグのないシステムがないのと一緒である。
昔、昭和の時代であるが、学校の給食でやはり混入事件が。半分にカットされたイモムシが給食のおかずに混入していたのである。そりゃー、教室は大騒ぎ!「あと、半分は誰が食った?」と・・・(笑)
なので、食品、外食関連の企業はこういった事象が起きるであろうことを常に想定していなければならない。ペヤングは謝罪&事件を公表。全品回収し、しばらくの間、製造ラインを止めて再点検していた。
丸亀製麺も前回、ザルの裏側がカビていた事件で、きちんと対応はしたものの、約1か月間公表してなかった件で世間の顰蹙を買ったので今回は対応が早かった。
丸亀製麺にしてみれば「シェイクうどん」の「材料」としてカット野菜を業者から購入しており、そこに混入していたので、前回のザル事件の様な全面的に丸亀製麺の落ち度ではない。が、ツボはそこでない。
うどんを買ったお客様にしてみれば「シェイクうどん」の野菜が「材料」として外部の業者からなのか、どうかは関係なく最終製造者は丸亀製麺なのだから、丸亀製麺の「製品」としての「シェイクうどん」である。
最終工程の盛り付けの時点で発見できなかったという点で、丸亀製麺の非はゼロではないだろう。
いや、こういった事件が炎上するかどうかは、問題はそこではなくて対応の早さである。丸亀製麺は前回のザルのカビの事件をふまえての今回の対応であると思う。
さて、今、巷をにぎわせているジャニーズ問題であるが、
エンタメ企業大手で、ま、常に大小のスキャンダル時間があるので、こういった事件はもう慣れたものなのかな・・・と思っていたが、何だろう、この中途半端感は。
恐らく、あの短い、藤島ジュリーK氏の会見内容も全部が本人の意思ではなく、会社全体、弁護士や炎上対策専門家の意見を反映した結果(どちらかと言うと本人の意思より、そっちか?ただ、喋らされているだけに見える)だとは思うが・・・お粗末としか言えない。
おまけに、マッチの発言や、
元、忍者のメンバー、志賀泰伸氏の発言、
早くも、藤島ジュリーK氏の「私は知りませんでした」にほころびが見えている。(まー、当然だよね)
事実認定については、当の本人が死去していることで明言を避け、真相解明に向けた第三者委員会の設置も行わないという・・・何が何でも、お茶を濁して逃げ切ろうという体制である。
おまけに、経営側ではなくてタレントにその後の弁明をさせると言う対応ぶり。
これ、企業として本当に真面目に対応考えてる?
と疑問を持ちたくなる対応である。
さて、ジャニーズ問題、この後、どう進展するだろうか?文芸春秋あたりが、また「特ダネ」で文春砲を打ち込んでくれれば、動き出すんじゃないだろうか?