不正へと走る組織（４）
ビックモータ問題。やっと公式な記者会見を開いたと思ったその後も、続々と出てくるヮ、出てくるヮ、不正、ハラスメント。損害保険会社も巻き込んだ不正も今までにない例であろう。
一体、この組織はなんなんだろう？
ここまで不正に手を染めながら、ここまでの規模まで生きながらえてきたのは今までにない例ではないだろうか？
さて、この後、注目されるのはこのビックモータの再建はありえるのか？どうかである。
損害保険業務はストップ。
修理、車検もストップ。
もちろん、これだけニュースになれば、買取や中古車を買う客なんて殆どないだろう。
ビックモータにとって、売上につながる道は殆ど閉ざされている。
銀行も借入金90億円の借り換えに応じない方針。ま、この状況ならそりゃそうだろう。ただ、ここすぐに倒産してしまえば、貸し倒れが出てくるので、一気に貸し剥がしにいくかどうか、微妙な駆け引きであろう。
と、言った状況で資金面では八方塞がり。
しかし不思議なことに、これだけ、不正問題が噴出し、叩かれていても退職者がほとんど出ていない。
売上が絶望的、銀行にも見放され、借り換えもできない。だが、社員数は減っていないので、毎月給与は払わなければならない（ビックモータは歩合制が強いと言うが、殆ど売上が無いと社員の給与はその分減るが、果たしてどれだけ？）ので、このままでは、すぐに運転資金が底を付く。
となると、運転資金を確保するためにはこれしかない。
ま、日本全国に300店舗あるから、在庫は豊富。（笑）それにしても、全部の中古車をオークションに放出したところで、いつかは限界がくるだろう。
これによって、中古車の相場価格が下がる、ハズレ（引いたらビックモータの車だった）が多くなると懸念している人もいる。
こんな状況で真面目にこの組織の再建なんてありえるのだろうか？
あの高倉健似のコワモテ、元暴走族のヘッドだった新社長が社内で人望が厚いと言ったところで、所詮は初代社長のパシリ。初代社長の顔色伺いながらで再建なんてできるのか？
事業譲渡するにも、こんな状況の会社をどこが買うのか？恐らく、国内でビックモータを買う企業は現れないだろう。海外資本、中国とかだとありえるかもしれない。
恐らく・・・私ワニの予想では、今のところは再建するような素振りを見せて、いよいよダメになってきたら、兼重ファミリーとその周りの一部重役で資産を保護する動きに出るのではないかと思う。
そんな中、こんなニュースが、
うーん・・・こ、これは・・・
（あの知床観光船のコンサルじゃないのね・・・vv）
ビックモータ、真面目に再建しようとしているのか？
よく、デロイト・トーマツもこの状況でコンサルの仕事受けたなーと、反面驚きでもある。勝算はあるのだろうか？
デロイト・トーマツのお手並み拝見だな。
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