起業・法人化を志す人へ!税理士が教える財務諸表の基本のき
こんにちは!愛知県刈谷市の税理士、榊原です。
だんだんと蒸し暑くなってきて、夏の訪れを感じますね。A^^;
起業や法人化について調べていると、金融機関や会計事務所との打合せで財務諸表の知識が必要になることに気づくのではないでしょうか?
もちろん、あとになってから後悔したくありませんよね。
しかし、起業を考えるまでは簿記がなにかを知らなかったり、簿記に対して苦手意識のある経営者の卵の方々は少なくないと思います。
この記事では、そんな簿記初心者さんに向けて財務諸表とはなにか?について簡単に説明していきます。
わからないことがあれば、起業や法人化、スタートアップに強みをもつ榊原税務労務会計事務所のLINE公式アカウントまでお気軽にご相談ください!
財務諸表を構成する4つ
日本における会計基準では、財務諸表には下記の4つが含まれています。
貸借対照表(B/S Balance sheetの略)
損益計算書(P/L Profit and Loss statementの略)
キャッシュフロー計算書(C/F Cash Flow statementの略)
株主資本等変動計算書(S/S Statement of Shareholder’s equityの略)
皆さんなら聞いたことがある用語ではないでしょうか。順番に説明していきますね。
財務諸表とは
財務諸表は一般的に、決算書または決算報告書と呼ばれています。
まず財務諸表は、企業が一定期間一定時点の経営成績や経営状態を示すために作成します。
決算日が多いといわれる3月は、前年4月1日から3月31日の期間を一定期間、3月の決算日を一時時点としている企業が多いということですね。
なぜこんなにも面倒な財務諸表を作るのでしょうか。
それは現金や資産、売上や費用などの財務状況等を株主や債権者、税務署など関係者に示せるようにするためです。
貸借対照表とは
貸借対照表は、一定期間が過ぎた後に企業が持っている資産や負債などの状態を表しています。
会社設立から現在までがんばってきた結果である一定時点(決算日)の「財政状況の成績表」のようなものです。
貸借対照表は、左側の「資産の部」と右側の「負債の部」「純資産の部」に分けられています。
左側の「資産の部」には、なににお金を使ったのかが示されており、右側の「負債の部」「純資産の部」には、どのようにして資金を調達したのかが示されています。
損益計算書とは
損益計算書は、一定期間の間に得た収益とかかった費用などの状態を表しています。
一定期間(主に1年間)がんばった「企業の通知表」と例えるとわかりやすいでしょうか。
キャッシュフロー計算書とは
キャッシュフロー計算書は、企業の一定期間の現金預金の増減を表しています。「企業の家計簿」のようなものですね。
キャッシュフロー計算書は、下記の3つに分かれます。
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローとは
企業の本業の取引によって生じた資金の動きを表しています。
投資活動によるキャッシュフローとは
企業の本業ではない取引によって生じた資金の動きを表しています。
貸借対照表の「資産の部」に該当するもの、例えば固定資産の取得や売却の動きを表します。
財務活動によるキャッシュフローとは
借入金や株式や社債の発行による資金調達や返済、配当金の支払いなどの活動を表しています。
株主資本等変動計算書とは
貸借対照表の純資産に含まれる株主資本の変動を示すもので、株主資本が増減した原因や、その増減した資本をどの項目に振り分けたのかを表しています。
わからないことは榊原税務労務会計事務所へ!
いかがでしたか?
簡単な説明になってしまいましたが、財務諸表のイメージをつかむきっかけになれば税理士としてうれしいです。^^
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