アルコール指導の実際
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先日、ブリーフインターベンションの勉強会をしました。
ブリーフインターベンションという言葉は、アルコールの減酒指導の際に使われることが多いですが、短時間の介入で行動変容を促す手法のことをいいます。これは、タバコの保健指導を行う場面でも大事な概念で、田淵貴大先生の講義をお聴きすると、「5分でもいいからタバコの話をするのが大事」と私自身は勉強してきました。なので、保健指導でタバコをやめたくない人がきても「1分でいいのでタバコのお話をさせてください」と何かしら情報をお伝えするようにしています。それは、「役員さんから喫煙者には禁煙支援をやってほしいと言われている」とか「全員にお話するように決まっているので(それはときには非喫煙者にもそうで、受動喫煙のお話だと全員でもよかったり)」と伝えて私(保健師)はそれを伝えるのが仕事上求められている風にお話すれば、「自分に必要のない話をするなよ」とはなりづらいように思います。
話が逸れましたが、お忙しい中で保健指導に来てくださっているので、一方的に「説得」をする時間ではなく、お話をしていただいて気づきや行動にうつすきっかけをつかんでいただけるような、元気がもらえるような時間にしたいなあと思う。
※指導という言葉が嫌い、支援という表現が嫌い、いろいろみなさんおっしゃいますが、便宜上ここではそう呼んでいます。なぜなら使われている一般用語がまだ「保健指導」だから。言葉にこだわるべきときと、そうでないときとあるのかなあと思っていて、「受け取る側によく伝わるように言葉を選ぶ」ことが私は大事かなと思っていて、「保健指導」という表現と、単なる「指導」という表現ではちょっと使い方が違うのかなと思ったり。
私たちのこだわりって、心の中に大事に持っていればいいものなので、見えてる部分は、相手目線でどういう表現がいいかの視点にこだわりたいなと思います。
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