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スタンバイ(74)【官能小説・エロ小説】

何かあるのかと思われちゃう…
実際、いろいろ訳アリだけど…
改めて、自分の視線を駅へ向けて歩き出す。
カラダがピリピリ、フワフワしてる…
女子高生が女子中学生になるって…
駅まで数分の道のりが長い。
早々に鳴ったラインの通知。
『女子中学生として、さっそくシカンされたね?』
大人の男のヒトからすれば、高校生も中学生もたいして変わらないもんね?
カワイければ何でもいいんだよね?
分かってる。
ともかはカワイイけれど、着せても脱がしても幼くて…
そういうコだから…
だから私はそういう路線で攻めてる。
そんな女の子をからかってるつもり?
ホントのところ、高等部の制服より違和感ない?
中学のほうが似合ってる?
おしりも小さくて、胸の膨らみも足りないけれど、スッキリスタイルはこれからの成長を期待させるでしょう?
透明感溢れる美少女ですか?
育みたいですか?
あのアイドルグループに加入すればセンター張れますか?
自意識過剰ですか?
駅前に近付くと、土曜日の午後もあってそれなりに駅前は賑わってる。
ココは私の通学経路で一つ目の快速停車駅。
快速が停まるくらいだからそれなりに大きい駅なはず。
こんなことで途中下車することになるなんて…
これから高校の間、ずっと?
『改札の前で、知り合いと待ち合わせするフリして慣らしてみようか?』
ラインで司令されるとか?
慣らすって…多くのヒトに晒して慣れろってこと?
チカンしたコをこんなふうにイジって面白がってる。
内気で真面目そうな彼女の性的画像を撮ってるから何ヤッてもオッケーなんだ?
中学の制服を自分で着て、イヤらしいインナーも着けてれば訴えられないもんね?
そんな企画に私はノッてる。
私は改札を出た正面のショップの前に立った。
スマホをいじりながら…
電車に乗るヒト、降りるヒトが行き交う。
セイシュクの中学生になって、不特定多数の視線が刺さりまくり。
カンジる。
いつもと違う。
地元の中学のセーラーからセイシュクのブレザーに変わったときも男のヒトたちの視線が変わったことに気付いたけれど、今は地元の中学のときとは違うイヤらしさ…
小さくて弱い者を見守る対象は希少で、可能ならば手に入れたいもの。
見るからに清らかなそれは包装紙が変わっただけなのに…通常は金銭を払っても入手は不可能で、ムリに金銭的に決着させても非常に高くなる…ならば力ずくでも奪いたいもの。
正面を向くと、複数の男の視線があらゆるところから確かに私に向いていた。
『気付いたけれど何でもない』フリをして、彼らの視線を受け止めてみる。
カンジる。
今の私は、彼らに目でされている。
複数に…
同時に…


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 (全163話完結)


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