スタンバイ(43)【官能小説・エロ小説】
きょうは、いつもと違ってちょっと遅めに家を出て駅に向かう制服姿の私。
土曜日だから…
学校でクラスメートと自習でもするかのように…
長い黒髪と、目鼻立ちやフェイスラインが完璧の、ほぼすっぴんでオッケーの完全美少女。
ムダな肉付きがなく、細身の身体はスタイルバツグンだが、スッキリし過ぎて、ナチュラルメイクで中学生にも見られがちな顔立ちと併せて、やや幼い印象を受けるヒトもいる。
グレーカラーのブレザーはウエスト回りを少し強めに絞っていて、見た目のお嬢様感を醸し出している。
本人はお嬢様ではないけれど…
濃紺ベースにホワイトとライトブルーの格子柄のスカートが、着けているヒトを明るく爽快にしてくれる。
白のブラウスと、きょうもリボンタイプではなく、スカート柄と同じネクタイで優等生感を高める。
ふくらはぎは敢えて露出させず、紺のハイソックスがキュッと締めている。
ショートソックスのともかはレアにする。
きょうは通勤快速ではなくふつうの快速。
私の乗る区間は特に停車駅は変わらない。
平日の混雑は全くなくて…
これなら、いつもされるようなことを心配する必要はないですね?
チラチラ私を見てる男のヒト。
カワイイですか?
制服似合ってますか?
青淑高校一年生のいまみやともかです。
只今カレシ募集中です。
気になるなら声かければいいのに…
女の子はそれなりにちゃんとしたヒトだったら、検討の余地アリなんですよ。
きょうは忙しいけれど…
一つ目の停車駅。
というか、きょうはこの駅で降りる。
いつもは三つ目の停車駅まで通勤快速で学校に向かってる。
二つ目の駅は駅ビルがあって、いろいろ用事ができた駅。
もしかしたら高校三年間、この三つの駅には何かにつけて降りることになるのかな?
スマホの地図を頼りに、駅を背にして数分歩くとすぐに閑静な住宅街に入った。
目的の場所はすぐに見つかる。
使われているのか?いないのか?入居してるヒトはいなさそうな、三階建てくらいの、やや古めの雑居ビル。
高校の制服姿でひとり訪れるには不釣り合い。
それもセイシュクのエンブレムが付いたのだと…
入り口から階段を上がる。
会場は二階らしい。
扉には会社名?が書かれたプレートが外されたプレートの跡。
少し躊躇したけれど、私はその横のインターホンを押した。
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(全163話完結)
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