スタンバイ(44)【官能小説・エロ小説】
インターホン越しに話し掛けられたら本名を名乗るのか?そんな心配をするまでもなく、すぐに成人男性が私を迎えた。
「やあ、いらっしゃい」
「……」
「さあさあ…」
中に迎え入れられると、目の前には開放的な空間が広がった。
たぶん、ともかんちのリビングの三倍くらいの広さ。
コンクリートの打ちっぱなしの床と壁。
でも半分はカーペットが引かれていて、そこに入るときはクツを脱ぐみたい。
その奥にワンルームマンションで見かけるようなコンパクトなキッチンとトイレがあるよう。
外見の古めかしい雰囲気と違って、ココはある意味シンプルで清潔感もある。
数人が座れるソファ、テーブルと大きなテレビと大きな…
「いやぁ、青淑のお嬢様が来ることになったから急いで改装したんだよ」
「……」
「気持ちよく使えるようにね?」
「……」
「十人もいれば、こういう気遣いも出来るんだよ」
「……」
「このビルはいずれ取り壊すことになっててね…ただ、友香ちゃんが使いたいなら、あのお兄さんに相談してごらん?」
「……」
「さぁさぁ、そんなところで固まってないで、みんなのところにおいで…」
「あ、あの…」
「あの?」
「きょうは…何を…するんですか?」
「何をって…みんなで楽しく過ごすんだよね?」
「……」
「朝の電車の中で知り合って、ちょっと盛り上がっちゃって…でもやっぱり電車の中じゃ思い切れなくて…だからきょうは思う存分楽しもうってことになったよね?」
そうかもしれないけど、そんな話しはしていない。
ナイロンバッグを両手に持って立ち尽くす制服姿の女子高生に十人の熱い視線が舐める。
カンジる。
頭の上から足の指先までジリジリと…その熱視線で制服に穴が空きそう。
「ッ…」
「いやぁ、いくら眺めていても飽きないねぇ」
「モノホンの、現役女子高生で、それもあの青淑高校の制服姿…」
「それが完全美少女で…でもどこか中学卒業したての、慣れないカンジがあって…」
「それでも少しずつ成長しているんだね?」
「こうやって眺めている間でもちょっとずつ、ちょっとずつ…」
彼らが私の周りに集まってきた。
肩に手を乗せたり、背中を撫でたり…
一人が手を出すと他もつられて女子高生のさまざまなパーツを弄りだした。
ほっぺたを指で押したり、ブレザーの中に手を入れて脇腹を撫でたり、耳をくすぐったり…
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(全163話完結)
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