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母との関係
初めに…
最初のマイナス方面からお話をすることで一見すると直ぐに解決したい事態だったり、悲しい出来事と思える状況下でも、経験やその後に意味があることを伝えたくて書いています。
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今回は結婚後のことを書く前に母親との関係について書いていきます。
前向きな記憶としては、
子供の頃の記憶には沢山愛情をかけてくれたこと。
気が付かない父と我慢しながらも楽しく生活していたこと。
少ない資金の中で持ち前の計算力を発揮し、2回も家を買い替え、少しですが、資産を残したこと。
そのお陰で私達家族が住む土地が与えられました。
最初に書いたように、低所得者です。
母の力は凄いなと思います。
だけど、同じ人になろうと試みていた私は、
上手くできない自分に、私は能力不足だから何とか我慢してやって行くしかない。と思い込んでいました。
私が苦しんだのは
父が人の話を聞けない、受け入れない性格で(きっと検査すれば何かしらの障害認定はつくと思う)、その上母がきっちりした性格のために何度もピリピリした空気や母と父のつんざく声を聴くこと。
2人共通の他人に迷惑をかけずに逸脱しない又は、自分達には抜きん出た能力などあるはずが無い、挑戦は何処ぞの有名人がすることだ。と決めつけていること。そのため、視野が狭かったこと。
本当の私は感受性が豊かで、他人が困って居ると助けたい、イヤ、表面的に助けたいのでは無く根本的なことをいつも考え、時おり話したりしていました。
そんな時、よく言われるのは
「現実にはどうするの?」
「お前の言っていることは分からない」
でした。
人間関係のも連れによる問題や事件を見る度に、根本的な1人1人の気持ちを感じ取ろうとしてきました。
いくらルールを作っても、本人の気持ちが着いてこなければ意味は無いからです。
私は少しずつ自分を隠すことを覚えました。
そして、母の日々の不満や不安を一手に引き受け、自分のものにしていきました。
その時の母との共通の価値観は
①時間、お金にはルーズにしない。十分な余裕を持つ。
②他人はどう思っているか分からない。頼れるのは身内。
③一人っ子でお墓を見なければならない。
④試験や出かける準備など前もって十分準備する。
⑤立派な人とは、黙って他人の言う事を聞ける人。良く引き合いに出されたのはお嫁に行って苦労している人でした。父の実家のお嫁さんがよく耐えていて凄い!ということでした。
毎日一緒に暮らしていると、少々口うるさくて面倒だな、と思うことが多かったです。
私はそのために話半分に聞いたり、話しかけられると不機嫌な受け答えをするようになりました。
父も常に私に対しても、母に対してもそうです。
最近になって気づいたことは
実際に負のエネルギーを母は出していて、それを受け取りたく無かったんだなと分かりました。
何故、母は負のエネルギーを出し続けていたのか?
それは自分を優先していなかったからです。
元々尽くすのは好きでした。
ただ、”自分のためにすること”が大切なことを知りませんでした。
耳タコになっていたのが
「お前のために言っているんだよ」
「他人は言ってくれない」
本当は母は自分に言っていました。
ちゃんとしないと、後で困ってしまう。
困難を受けるか、受けないかは個々の自由なんです。
自分よりも子供優先、家族優先、自分は最後。そうやっていれば他人から認められ、尊敬され、報われる。
そう信じていました。
他人を優先すると最終的にどうなるか?
自分の心のコップが底をつき、欲するようになります。
愛情を他人で埋めようとします。
私はそのように、エネルギーを奪われる生活の中で不機嫌な受け答え、話を聞かない、なるべく近寄らないという術を身につけました。
占い、スピリチュアル、哲学を学んでいくうちに最も大切なことが分かってきました。
大切なことは自分の話を聞き、どうやって自分のワガママを社会と折り合いをつけてやっていくか?
自分さんを大切にして初めて他人(自分以外の人、家族を含む)のことができるようになります。
自分をないがしろにした状態で他人を助けたら、結局相手に不満を持ち、攻撃するようになります。
若しくは、エネルギーを取ろうとする。
クレクレ星人になりかねません。
そうすると、見事にそこからは人が消えていきます。
私も数年前まで自分を犠牲にする精神が備わっていました。
パートで放課後児童クラブで働いた時、あまりにも事態が大変で叫んでいました。
何故やらないのか!?
私たちが我慢してやればいい事ではないか!
誰も話を聞く人はいませんでした。
当たり前です。
今だとよーく分かります。
苦しい叫びには耳はかせませんよね。
見事なクレクレ星人の出来ありでした。
母は自分を律していれば、間違いや問題は起きないと信じていました。本当は自分を許すことが出来たら、問題は起こりえないのです。
次回は結婚後の生活について書いていきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。