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プチ『お箸の国のおはなし会』を開催しました。


私は本職とは別に、お箸の活動を ぼちぼちと行っています。
昨年は、いくつかの小学校の授業で、お箸の講座を担当させて頂くことができました。その活動は、私にとって元気の源。かわいい児童のみなさんと、日本の素敵な文化を共有することができる 貴重な機会でした。
今年はコロナの関係で、その小学校の講座含め、もろもろ残念な状況が続いていたところです。


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昨夜、とびきり たのしい「お箸の国のおはなし会」を開催しました!
対象は大人の方。Zoomでの初開催です。

参加者6名という、とてもこぢんまりとした、ゆるやかな会でしたけれど、大すきなお箸の活動です。
コロナ渦でなかなか活動ができなくて寂しい思いをしていた私にとって、とってもハッピーで意義深い時間となりました。

今日は、その記録と振り返りをしてみたいと思います。


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経緯

今回 実施に至ったのは、私の大切な友人のおかげ。
彼女とは、よくZoomでお喋りをしています。
お喋りの中から話が発展し、その友人が所属する有志の勉強会で、お時間を頂くことになったのです。

事前打合せ

その勉強会は、大手自動車メーカーの社員の方 数名で構成されるもの。
定期的にZoom開催をして、様々な学びをされています。
メンバーの方の職種は、自動車を設計するエンジニアや、研修部門の方(=友人)など様々です。

お箸の会 開催に先立ち、事前に一度、打合せを兼ねてZoomで交流をしました。
バイタリティあふれる皆さまのお話は、全てが新鮮で 興味深いことばかり。
学校に勤務する私にとって、異業種交流会さながらの高揚感が湧くものでした。

肝心のお箸の会の内容については、様々なご意向がありましたが、話し合いの結果、次のようなことが決まりました。

[ 概要 ]
(ご家庭でお子さまに伝えられるように
基本的に 子ども向けの内容で実施する。

[ 内容詳細 ]
ワタシにおまかせ。

[ 持ち物 ]
・お箸 1人一膳
・子どもの心

[ 当日のルール ]
・子どもになったつもりで参加する。
→ 各々が “子どもになること” を具現化し、思い思いの いでたちで画面に登場する。
→ 皆さんがどのような 装いであろうと、何食わぬ顔で「こんばんは~」と言ってスタートする。。


… とっても愉快なルール設定です!
初めてお目にかかった方たち(正確には一度もお目にかかったことのない方たち)とは思えないノリが、嬉しくて嬉しくて。
有頂天になった夜でした。

また、その日は 打合せと言いつつも、ちょっぴり大人の方に向けての「お箸のおはなし」もさせていただき、貴重なフィードバックも頂戴しました。
加えて メンバーのお一人が主宰する 日本食文化のコミュニティー に仲間入りさせて頂けることにも。
私にとって、この打合せだけでも、とても価値あるものとなりました。


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また、その後の友人とのお喋りで知ったのですが、みなさまは “対話” がお好みとのこと。
子ども向けとはいえ、そこは意識しなくちゃ。がんばる。


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当日

で、昨夜。「お箸の国のおはなし会」開催です。
わくわくしながら Zoomにはいってみると…

みなさまいろいろな ”かぶりもの” を されているではありませんか!

ある人は、お子さまの名前入り海水帽をかぶっています。(エンジニア / 男性)
ある人は、ブルーのキッズ帽子をかぶっています。(塗料デザイン / 男性)
ある人は、パンダちゃんの乗ったカチューシャを、
私の友人は、キラキラ ラメの大きいリボンをつけています。(研修企画 / 女性)


** カッコいいクルマは、やわらかアタマでできている!(確信)**


私は約束の “何食わぬ顔” なんて できるわけがなく、ひとしきり はしゃいでからスタートを。
PCの画面は、笑顔いっぱい。ノリノリです。

海水帽やパンダちゃんを頭に乗せながらも、大人ならではの するどい質問もあったけれど、それは ほどよい緊張感を保つためのスパイスに。

物事をたのしむ姿勢、学びと遊びのバランス、枠を決めない好奇心、繋がることへの意識…。
皆さまの心持ちが素晴らしく、私の方が学ばせていただいた会でした。

また、私は ある絵本の内容をご紹介して、その内容から "対話 ”へ繋げたつもりです。 つもり。
… 本当は 読み聞かせ にトライしたかったのですけれど、著作物の利用について 事前に出版社に問い合わせた結果、頂いた回答は、”オンラインでの読み聞かせは不可” とのこと。対面なら良いけれど、画面を通じての読み聞かせはそぐわないそうです。そのお答えに半分だけ納得して、絵本の中身をお見せすることなく、内容のご紹介に留めました。(会は「プチ」でも、ルールは遵守。 いっちょまえ。)
それでも絵本は奥深いもの。皆さまのニーズにあっていたなら良いなぁ。


ああ~、なんて楽しい夜だったのでしょう。。

まさに、お箸は 人と人との「かけはし」になりました。


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振り返り

初めて Zoomでやってみて。
楽しかったとは言え、いくつかの課題も見つかりました。

長くなるので その内容は割愛しますが、一つだけ物的なことを挙げてしまえば、書画カメラが欲しいです。

そして。 書画カメラが欲しい理由とは矛盾するようだけれど、やっぱり「お箸の使い方講座」にはしたくない、と改めて。
「お箸の国のおはなし会」のネーミングは、とっても お気に入りです。


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「お箸は絶対に対面でなくちゃ。」と、決めつけていた私に、
「できることがあるはずだから、Zoomでやって。」と、根気強く勧めてくれた友人に、感謝いっぱいです。

私はきっと、いきなり押し寄せたコロナの影響で ちょっぴり疲れてしまい、お箸まで取り組む気持ちになれなかっただけ。
「対面でなくちゃ」というのは自己欺瞞だったのでしょう。


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お箸の国のおはなし会。
コロナにかき消されないように、あかりを灯していきたいと思います。


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来年2月に、ある小学校の授業で実施予定の お箸講座 講師を務めさせて頂くことが、先日決まりました。日本の伝統文化 取組みのモデル校です。この状況下、プライオリティをあげて お箸の講座実施を決断された学校さまに敬意を表しますとともに、予定どおり実施が実現しますよう 願いながら過ごしてまいりたいと思います。


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いえーい♡



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