ダンス文化を考える!
私は最近スレッズでつぶやくことも多いのですが…
スレッズはTwitterに似ている様で、全然違いますね
Meta社が運営してるから、FBやInstagramと連動しているのもあり…
なりすましが少ない気がします
それと広告が無いこと!
広告が無いのに何故運営出来ているのか?
明確にはわかりませんが…
おそらくデータ収集して、FBやInstagramの広告に反映しているのでしょう
スレッズは文章中心(もちろん写真•動画もシェア可)だから、考えを言語化したい人達が最適です
濃い人達が多いので、交流頻度で傾向生をAIが判断するのか…私の思考に合う人の投稿が表示されるし
ダンス、スポーツ、ヨガ、武術とか…私が好きなことに絞られるので、濃い人と交流するきっかけになりますね!
スレッズはDM機能がないので、そこからInstagramやFB
でも繋がり、個別でメッセージのやり取りする人も多くて
そんなスレッズ投稿などを振り返りつつ、加筆訂正して…ダンスカルチャーについて、私なりの定義をしてみます
①そもそもダンスとは?
ダンスの種類は多種多様…
そもそも論として、まずダンスとは本能的な人の行為から始まったカルチャーだと想っています
古えの人々が祈り・歌い・踊る…みたいに、日常で行っできた行為
つまりSEXや会話の様なコミュニケーションに始まり、今のカルチャーに発展した…と推測しています
現代はダンスコンテストやコンクールなど、「承認欲求ビジネス」が盛んですが
私は対立構造の真逆にあるものこそ、本来のダンスだと考えています
むしろ繋がりや結びを強くするもの…
だから歴史を振り返っても、祭事には踊りがありました
世界的にダンスの様式は🔽
○ソロで踊る
○複数で一体になって踊る
○男女が向き合って踊る
○踊りながら練り歩く
○サークル(輪)になって踊る
ほぼ、この5種類です
(オンラインは除外)
これらが都市や地域の中で、宗教儀式・祭事、アート&エンターテイメント、コミュニケーション、フィットネス、セラピーとして踊られて、スポーツにまで発展したのが今の在り方ですね
ダンスには、その国の集合無意識が顕れると想っています
今のダンスの現状から…私は日本を色々と考えてしまうんですよね
内向きの「お稽古事」「習い事」文化がダンス本来の在り方ではありません
少子高齢化の日本で、ダンスというカルチャーは今後どうなっていくのでしょうか?
②ダンスの地域性・民族性・時代性
ダンスが人類の歴史と共にあるのは間違いありません
ざっくりとは🔽のブログが簡潔にまとめられているので、ご参照ください
私は、ダンスは言語や料理の様なものと想っています
ペルシャ文字を使う人々の体性感覚は、波打つ本能が強いから、畝り系のベリーダンスが生まれたと想うし
感情をハッキリ表現する韓国人のハングルは、円と直線の組み合わせの文字…
直線的アクセントに、時々丸い曲線の動きが混じるK-POPダンスに似ています(個人的感想)
朝鮮半島の舞踊でも、古典舞踊はもっと流麗なので…漢字文化のイメージがありますよね?
日本に世界中の民族舞踊があるのは何故か?
一つは、筆文字を書く体性感覚があるから
筆文字で漢字やひらがな、カタカナを書き分け、しかも文字そのものをアートにする文化もある為、外来のダンスを受け入れ素養があると想います
二つ目は海に囲まれた国土と気候ですね
最近の温暖化で北海道の夏の気温が沖縄並みだったりするし、エアコンで体温調節の機能も変化していると想いますが…
熊川哲也さんが北海道出身
安室奈美恵さんが沖縄出身
なのを考えると、踊りと地域性の関連はあると考えられます
ブレイクダンスが北九州のイメージなのも、勝負事が好きな県民性があるのかな?なんて(偏見失礼!🙇)
東の果ての日本に、太古の人々が渡来した歴史もあるからでしょう
私は古代史が大好きなので…古えの民の踊りを想像しています
方言や地域の気候、風土、生活リズムで音楽や会話の速度も違いますよね?
更に時代を考えれば…
着物と草鞋の生活文化の動き
パンツに靴の生活文化の動き
は当然違うわけで
言語や音楽も、運動も料理も
その国の民族性の顕れ…
日本語が英語より上とか
フレンチが和食より上とか
ロックが民謡より上とか
能楽がバレエより上とか
…そんな優劣は存在しません!
バレエも日舞も素晴らしいし
どちらが上とか、そうした原理主義は「非文化的」なこと
素晴らしいのはジャンルでなく、個人でしかないのです
戦争で侵略をしたり植民地を作った国々は、自分達が優れている…という差別的な思想で先住民を迫害したり、奴隷制度を作りました
残念な歴史ですよね?
③ダンスの身体性について
私は先進国と言われる国の子供達より、発展途上国の子供達の目が輝いていると想っていて
彼らが大地と空を感じ…自然と共に生活しているからでは?と想っています
地球は固有の振動をしていて(7.83Hzのシューマン共振)
世界のダンスに共通する、大地とのバイブレーションは、地球と共鳴する証し
それが音と動きに表現され、音楽とダンスになったのでしょう
嬉しい時…人は弾みますね
正にバイブレーション!
アフリカンダンスから阿波踊りまで、全てに民族性豊かさなバイブレーションがあるのです
構造的に、膝、股関節はバウンディングの要ですが…
下半身の動力が下半身以外からの、全身の連動性とすると
丹田は重要ポイント
丹田という器官は存在しないと言われますが…
丹田という概念が有る方が、運動はスムーズである…が私の体感覚
人は皮膚を通じて、外部情報を受信しますね?
サーフィンやスノーボードなど、波や雪をボード越しに足裏で感じて、丹田を起点にバランスを取るはずです
筋トレして強靭な脚力があっても…
それを使いこなす司令塔=丹田が弱ければ、力んで転ぶことに
ジャンプの出力も同様で…
地面反力などの外的エネルギーを、丹田が動力に変換するわけです
丹田は3ヶ所あると言われます(7つのチャクラとも関連)
上丹田(第3の目/松果体)
中丹田(鳩尾あたり)
下丹田(臍下丹田/臍と命門の真ん中)
とあり…動く時の主導性に、人それぞれ個体差があります
スーパーヒーローでいえば…
ウルトラマンのカラータイマーや、アイアンマンのエネルギーコアは中丹田
初期の仮面ライダーのライダーベルトは下丹田
稀だけど、ウルトラセブンは上丹田ですね
ダンスで言うなら…
中丹田タイプはエネルギー放出系
下丹田タイプはエネルギー集約系
…な気がします
(体幹部に焦点を当てるので、上丹田は割愛します)
リズム系ダンスも胸でビートを取るか、肚腰でビートを刻むか…
もちろんどちらも連動するけれど…主導パーツに個性が出たり
クルマで言えば…
前輪駆動、後輪駆動、四駆のタイプ別でしょうか?
⭐️横波に関しては現在研究中で…フラやタヒチアンなど、プロの意見を確認して発表します
ジャンプにしても骨盤前傾(反り腰)で、胸で跳ね上がる人もいれば
骨盤を思い切り可動して跳ぶ人もいて…着地にも特徴が出ますね
これらを体質別に見立てて、私はダンスや動きの指導をしており…
私の柔芯躰メソッドは、これを動きの文法として体系化しました
④この20年のダンスの発展
現在、世界はコンプリートダンサーが活躍する時代になりつつあります
タップやブレイキンなどの特殊技術は別として
ジャズ・コンテンポラリー・バレエ・ストリート・アクロバット・新体操技などを、普通にこなすダンサーが多いのですね
おそらく…2005年にアメリカでスタートしたダンスのリアリティショー(TVコンテンツ)の「SO YOU THINK YOU CAN DANCE(SYTYCD)」より、少し前に始まったムーブメントでしょう
SYTYCDでは、アニメーションダンサーがカップルダンス(タンゴなど)や、コンテンポラリーダンスを踊るなど…
専門外のダンスに挑戦する姿でダンスの融合と、個人として観客に愛されるダンサー(トップ10からファン投票)発掘でヒットしました
SYTYCDはTVコンテンツとしてオーストリア、カナダ、ヨーロッパ(クロアチア)、アジア(中国)でも行われましたね
それがWORLD of DANCEやゴットタレントにも繋がるムーブメントのきっかけだと想います
アメリカはコンペティションが盛んな国ですが
それをプラットフォームとして、ネクストステージがある為、ダンサーの活躍の場が広がるのです
まだSNSはおろか…スマホも普及していない時代にスタートしたSYTYCD
現役バレエダンサーがヒップホップをめちゃくちゃ上手く踊っていたし…ジャンルのボーダーが無くなりました
この番組では
それまでのバレエコンクールに於けるコンテンポラリーや、ヨーロッパ風コンテンポラリーではない…
エンタメ色あるリズム系アメリカンコンテンポラリーや…叙情的なリリカル・ヒップホップなどの新ジャンルも生まれました
様々なダンススタイルや新体操技・アクロバットをこなすコンプリートダンサーが生まれるのは、アメリカのコンペティションスクールに多いですが…
2010年に私が参加したダンスワールドカップでは、地元ポーランドのダンスチームも、そうした団体でしたね
彼らの練習環境は器械体操のクラブチームの様な、広い体育館でタンブリングの訓練をしたり…もはや練習環境の土台が違うのです
側宙や新体操の足持ちターンや、バク宙からのスプリッツなどは当たり前…
足持ちターンはアンデオール(軸足の外回り)でもやっていて、今やキッズダンサーも普通にこなしており
だから日本のダンサーは「集団マスゲーム的振付」でないと太刀打ち出来ない時代なのです
日本のダンス界はジャンルごとの縦割りで、横の交流がないけれど…
ヨーロッパやアメリカは体操系とダンススタジオが合体した様な施設(コンペティションスクール)がたくさんあって、羨ましい限り
日本は個人スクールのダンス、体操クラブがそれぞれで…統合した教育システムが無いに等しい現状
経済的な事情が大きいわけで…ダンス文化を取り巻く環境は、まだまだ貧しいですね
⑤ダンサーのココロについて
SNSに書いて共感が多かったのが…🔽の文章
ダンサーとしての上達や、成長の為に努力は必要不可欠
ただ大切なのは…
何の為に踊るのか?
何の為に練習するのか?
を考えるべきですね
レッスンすることで、他者から吸収出来ることも多いけど…
他者と比較しすぎて、過度に凹むこともあったり…
他者の良いところは学びつつ、自分らしくマイペースで研鑽するのが成長への近道で…ココロの在り方も重要なのです
完璧な人はいないのだし
足りないところ=全て伸びしろですから
ジャンルによっては、過剰なダイエットが必要な場合もあるでしょう
女性ダンサーは体型でキャスティングされる場合も多く
過剰な減量でカラダは痩せても欠乏感が出てしまい…
ココロをすり減らして踊るダンスは、果たして素敵でしょうか?
ストイックに努力して、超絶テクニックがあろうと…
渇いたココロで踊る姿から
躍動的なエネルギーは感じませんよね?
摂食障害などは、完全にメンタルの病です
カラダ作りは運動機能向上と共に、ココロを置き去りにしないことも大切
あくまで個人的主観ですが…渇いた女性には、潤いを感じません
干物みたいな痩せ方をしたら、健康的に見えますか?
(もちろん過度な肥満は論外だけど…)
エネルギーを欠乏させ、すり減らしてると…
本人は頑張っていても、周りに評価されず…
「負の達成感」から、ますますズレた頑張り方をするループ状態…
当然病んでしまい、ココロに棘が生えてしまう
だからこそ…何の為に踊るのか?
好きなことで自分を苦しめるのは何故なのか?
を忘れてはなりません!
アフリカンダンスやヒップホップ、フラのダンサーに鬱の人は少ないのかな?と、勝手に推測してるのも…
鬱ではあんなに弾けたり、ナチュラルな笑顔で踊れませんから🙂
緩やかな横波系のフラなどは、体内循環が良さそうだし…健康度&幸福度が高いのかもしれません(脳科学者も本に書いてました)
ダンサーが不健康そうな舞台では、観客が心配や同情して集中出来ないでしょう
ダンスが好きなのに、ダンスで苦しむ負の状態は改善すべき!何事もバランスですね
解決策はレッスン環境の改善しかありません
上達法に比例して、楽しみ方や自由な表現を指導する場が少ないかも…と、以前から想っています
上達は歓びとモチベーションをもたらすもの…
どうせなら、楽しみながら努力した方が伸びるはず
プロなるには厳しい世界…
プロとして選ばれるハードルそのものが厳しいのだから…
どんなダンサーになりたいか?を忘れないこと
観客に愛されるダンサーとは?を考えると、ダンサー自身の幸福度の高さ=充実感は外せません!
女性ダンサーは男性より圧倒的に競争が多く、どうしても他者との比較で凹んだり
(繰り返しますが)過度なダイエットで摂食障害を起こしたり
それで生理不順になって、カラダを壊したり…
挙句は
ココロに棘が生えたり
ココロが痩せ細ったり
欠乏感でキツい顔とか
人としての在り方がダンスに顕れますからね…
メンタルヘルスには、辛いことも楽しめるマインド〜ココロの余白が必要かもしれません
私の知人にダンサー専門のカウンセラーがいます
彼女は自身の経験を踏まえて、カウンセリングしていますが…そういう人は少なくて、相談出来る人間関係も必要ですね
表現芸術なのに
カラダや動きに対して、ココロが置き去りなのが、日本のダンス界の現状なのかも…
現場で指導する先生方も懸命なはずで、ココロある指導者もたくさんいます!
その想いが生徒と噛み合って欲しいです
昔、ロシアの全寮制バレエ学校のドキュメンタリー番組を観た時は、摂食障害で病む少女がたくさんいて…
痩せろ!と怒鳴るヒステリックな女性教師は…パンパンに肥えたご婦人
完全にリバウンドですね
この教師自身がメンタルを病んでいるから、思春期の少女にキツく当たるのでしょう
全く美しい世界ではないし…
それが芸術の厳しさというのは、欺瞞としか想えませんね
ダンスや芸術は人間性の発露なのだから…
美を追求するあまり、醜悪なメンタルになるなんて…矛盾し過ぎています
ロシアはオリンピックもドーピング問題で、国家としては外されたし…
勝利至上主義=国の威信
だとしたら、文化って何なのだろう?と考えてしまいます
その意識は他ジャンルとの比較や、個人同士が常にマウントを取り合う状況に繋がるので…文化的とは言い難いもの
〈結び〉
私は一人の舞踊家として
国内外のダンサー達や
多様なジャンルのダンス関係者と繋がっています
ダンス村の外側と繋がることで、ダンス文化の素晴らしさを広げられるはず!
踊りで自分の生命の根源に向き合うことは、他者の生命とも共鳴していく道だと想うのです!
私自身が年齢・キャリア・ジャンル・国籍を超えて…
縦横全方向から学び、刺激を受けている日々
私なりにダンス文化に希望の雫💧を垂らしていきます!
🔽西野さんのYouTubeです
上から順にご覧下さい!