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承認欲求を考える

くら寿司の迷惑動画事件…
21歳の男性に、懲役3年の求刑が出されました。

この男性が発言したのは
「有名になりたかった…」
「人気者になりたかった」
というものです。

彼だけでなく、飲食店で迷惑動画を起こす若者の動機は、ほぼ似たり寄ったりと思うし。

実際に事件となって、大々的に報道されたのだから…

「有名になりたい」という願望は、達成されたのかもしれません。

しかし、もう一つの
「人気者になりたい」は…もちろん無理ですね。

多くの人が「バカなことしたな…」としか思わないでしょう。

単に炎上して騒がれることを「人気」と考えることの、想像力の無さが…彼らの共通点と言えますね。

○お店側の迷惑を想像出来ていない
○他のお客さんの迷惑を想像出来ていない
○家族や学校、職場の迷惑を想像出来ていない
○どんな処罰があるか想像出来ていない
○有名になることのデメリットを想像出来ていない
…etc

まだまだあるけれど、想像力欠如の原因は「社会を舐めている」育ち方をしたことと思います。

どんな迷惑行為も良くないけれど、食べ物は人が口にするもの。

コロナの時代でなかろうと、絶対に配慮すべき行為です。

日本という国の清潔感や安全性までが、世界から疑われる可能性だってあるし…

具体的に、何故彼らが勘違いしたのか?を考えると

①若い=価値という通念を、大人が作ってしまった。
②少年法で犯人の実名を出さないことが、許されると勘違いをさせてしまった。
③18歳成人で選挙権が与えられるのに…上記②の如く権利を与えても、責任は免除する仕組みの不具合がある。
④少子化で経営が厳しくなった学校が、ビジネスとして生徒をお客様扱いしすぎた。
⑤社会性に揉まれず、生身の交流に慣れず…人に対する配慮のないサイコパスが増えた。

こんなところでしょうか?

どんな迷惑行為も良くないけれど、人が口にするものですからね! 

炎上商法などというやり方を大人がする為、炎上が悪いことという意識も薄れたのかもしれませんが…

迷惑YouTuberのへずまりゅう(敬称略)は、コロナ感染してる最中に迷惑行為をしましたよね?

彼には全く同情の余地はありません。結局若い子達がこうして真似してるのだし。

炎上商法とは「炎上しても名前が売れれば良い」という理屈で…

炎上して有名になった「その先」が全く考えられていないのですよね?

地下格闘技のトラッシュトークなら、話題性の為に「わざと」やっているし…

「わざと」と皆が知っているから、その業界内では許されるでしょう。

ただ、その論理が通用しない世界もあるのです。

炎上であってもSNSで数字が稼げれば、価値があるというのは大きな勘違い。

有名にも種類があるからで…

○尊敬は最上位
○羨望は嫉妬を孕む
○炎上は軽蔑を含む

名前が知られても…
功名と悪名では意味が真逆だし。

仏陀やキリストとヒットラーが、同じ有名人でも同列には思われませんよね?

有名になるなら犯罪者だって有名人です。
スポーツや発明で功績を残す人も有名人です。

犯罪者として背負うリスク
何かを成し遂げる為の努力

有名になるとは…
それだけの対価が必要だし、だから「公人」「一般人」という括りも存在するわけで(その括りもどうかと思いますが…)。

更には有名にも範囲があります。

どの分野で?
どの国・地域で?
いつの時代に?

ジャンルやエリア、時間軸という立体感の中で、どれだけ影響を及ぼしたのか?が有名という意味なんですね。

地球の裏側の有名人でも…
学問の世界の有名人でも…
知らない人にとっては、無名な存在。

例え有名人でも、その中身はもっと大切で…
良い影響であればあるほど、世の中から尊敬される存在。

私個人的には…

ビートルズや、マイケルジャクソンは音楽の素晴らしさを教えてくれたスーパースターです。


ブルースリーは、男らしいカラダと動きのカッコ良さを教えてくれたスーパースターです。 

⬇️有名なブルースリーのインタビューシーン。「水になれ!」もここで言われていますね。この語源は宮本武蔵の五輪書からだそうです。


大山倍達先生は、山籠りや世界武者修行など…空手を通して努力を教えてくれた偉人です。

⬇️はご存命の頃の精気に満ち溢れた大山先生の姿。

正に世界にフルコンタクト空手を普及した、空手文化中興の祖というべき偉人。


ミハイルバリシニコフは、自由に踊る為に祖国(ソ連)を捨てた、偉大なる天才ダンサーです。

⬇️映画「ホワイトナイツ」の有名な11回ピルエットのシーン。
バリシニコフが、世界のダンスの"ターン技術"を進化させたのは間違いありません!


彼らは精神的に、私を導いてくれた存在であり、今でも憧れ続ける人達です。

偉大な人物も人間ですから、人とぶつかったこともあるだろうし、人を傷つけたこともあるはず。

しかし、プラマイで圧倒的にプラスだからこそ、尊敬され続けていますよね!

大山倍達先生は、朝鮮半島で生まれながら、日本に帰化されて…

日本人として戦後の武道復興の先陣を切った、武道文化の功労者です。

大山倍達先生がいなければ…K-1やキックボクシングだけでなく、MMAすらなかったかもしれません。

その功績の恩恵を受けながら…

故人が言い返せない今になって、YouTubeで色々語る空手関係者の動画を観ると、とても残念になるんですよね。

私の仲良しの武術関係者の方なども(ご活躍なのでお名前は伏せます!)、一部からの面倒臭い嫉妬がある様で…ご本人は上手にスルーされています。

表に観える以外の部分(TVでカットされた重要部分など)を読み取れず…
陰で(つまり憶測で)、色々言う人達というのは一定数存在して。

そういう人達は…
攻撃することで、自身の満たされない承認欲求を埋めようと、とにかく必死なのです。
(その癖「自分にも出来る!」と、劣化コピーのパクリ動画を投稿する粘着性…笑)

話しを盛ってでも、自分が望む結論ありきで話すから、本当にタチが悪い。

私も散々やられてきたので、わかるんです。

ある種のストーカーに近い心理かも。    

素晴らしい人を素晴らしい!と認めることで、自分も成長出来るのに(ココロも穏やかでいられるし)。

チャンスを自ら潰しちゃうんですよね…

人を押し上げる人は、自分も押し上げてもらえます。

人を引きずり下ろそうとしたら、自分が真っ先にに落とされます。

承認欲求はマズローの五段階欲求にあるように、誰しも持っているもの。

マズローの五段階欲求

承認欲求が嫉妬を生むわけですが、「承認」というのは他者からしか得られないもの。

そんな心理が渦巻く社会は…今や承認欲求ビジネス全盛時代。

"自称"アイドルはうじゃうじゃいるし…笑
SNSには加工美人が増加しまくりで、AIが作ったリアルなグラビア写真まで出回っています。

また…自称だろうと、加工・AIだろうと、炎上だろうと。
数が取れるところに広告が流れるわけで。

数が優先される限り、企業もお金を注ぎ込むから…承認欲求と広告というのは相性抜群。

詐欺まがいの広告も平気で掲載されているのだから…

炎上迷惑動画こそ、厳しく審査してBANされるべきですよね?

アンチエイジングからダイエットビジネス、コスプレ、それからコンテスト系ビジネスも承認欲求ビジネスで…

目標を達成した「その先」を意識する人には、それらも意味あること。

ただし「その先」が見えなければ、承認欲求は空回りすることに…

空回りしない為には…
マズローの説にある最上位の「自己実現」の欲求にステージを上げるしかありません。

自己を確立すれば…
他人からの賞賛や非難、嫉妬にいちいち惑わされないし。

承認欲求から、自己実現の欲求へと次元上昇(スピっぽい言い方ですが…笑)すれば…

余計なことは、気にならなくなります(って言う私もまだまだなんですが…汗)。

私は弱い人間だけど、やりたいことを「自分軸で」貫いてきたから。

悔しい想いもめちゃくちゃしたし…
歓びと嬉しさでいっぱい、という経験もしました。

自分だけじゃ出来なかった
助けてくれる人のお陰で出来た

それを認識しているから、勘違いせずに生きられるのです。

嫉妬は誰よりも、自分自身を傷つけるもの。
私達は試されているのかもしれませんよね?

生を受けたこの世界と、どう向き合うのか?

答え合わせをする日々を生きています。
成長あるのみ!!

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