「Emonda SLR」で180km獲得1400mのロングライド
Emondaとの出会い
前回のCanyon ultimateとの乗り比べインプレにて出会ったEmonda SLR。その軽さと何より乗り心地の良さに感動してその後自分のメイン機として乗ることになった。
詳しくは下の記事で
ライドコース
大宮発で武蔵五日市から都民の森経由で奥多摩湖へ抜けて青梅まで下って大宮まで戻る180km1400mアップのロングライドを行った。
おおよその性能については以前の乗り比べインプレ記事で書いた通りで、漕ぎ出しが軽く、巡航も楽かつ乗り心地の良さに感動させられた。
武蔵五日市に到着した時点での体力はそこまで削られておらず、Emondaの乗り心地の良さを感じた。ただし、低気圧が押し寄せていたため慢性的な頭痛に苦しめられていた。
都民の森へ向けて半分くらいは緩やかなアップダウンが続く山道である。Emondaの軽さのおかげで一つ一つの登りをこなしていくことができた。後半の急な登り区間でも体調がすぐれないとはいえ踏み続けることができた。まるでバイクが「大丈夫大丈夫、こっちで進むんで最低限の力だけで踏んでください」と言っているような、なんというか甘やかされている心地がした。おかげさまで極貧脚状態の自分でも登り切ることができた。
ダウンヒルも想像以上
そしてダウンヒルから前回のインプレで感じれなかった感動があった。下りの安定性とコーナリングである。まず安定感について、もはや何もしなくても気持ちよくスピードが伸びていくが、バイクをうまくコントロールしなければ危ないと感じるような感覚はなかった。これまで乗った軽量バイクでは下りはかなり神経を研ぎ澄ませなければ危険と感じるシーンもあったのだがEmondaではそれがほとんどない。コーナリングでも速度をそこまで下げなくとも膨らむことなく気持ち良すぎるくらいきっちり狙い通りに曲がることができた。Emondaにはもしかして自動操縦機能でも搭載されているのかと思うほどであった。
ちなみに常に向かい風にさらされていたが、そこまで風が抵抗になっているような感覚はなかった。これは付けていたBORA WTOの効果も大きかったはず。空力に関してそこまで気にするようなレベルに自分が達していないだけな気もしているが、、、
ロングライド性能について
180km走り切った時は、相応の疲れはあったが膝や筋肉へのダメージは明らかに小さかった。もはや以前乗っていたDomaneよりも疲れていないような気がした。
これについての考察だが、Domaneは乗り心地を良くするために様々なギミックが搭載されており、そのため重量も重い。その分踏み出しももっさりしている。減速してから加速する際に踏み込むパワーもその分必要になる。Emondaだとその漕ぎ出しの軽さゆえ踏み込む力もそこまで必要ない。この違いがロングライドでかなり効いているのかもしれない。
ただ、お尻と腰へのダメージはDomaneの方が軽減してくれている感じはあった。あくまで今の自分ではEmondaでも十分お尻と腰のダメージは軽減されているが、人によってはDomaneの方がいいかもしれない。
そもそもDomaneはパリルーベで勝つために作られたバイクであることを考えると日本のオンロードで走る分には衝撃吸収能力がオーバースペックなのかもしれない。そう考えるとEmondaの方が総合的に見て日本の道にあってるのではないかと思った。
もう少し深掘りたいポイント
どの体格のどういう運動能力の人間がどういう道を走るのか、そしてどういう目的で作られたバイクか、これらを勘定してその人の理想のバイクに近づくことが大事だと改めて感じたロングライドだった。
この辺の「自分にとって正しいバイク」の話はもう少し別の記事の中で深掘りしていこうと思う。
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