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自分の身体は洗うのに自転車は洗わない?洗車キャンセル界隈ですか?
自転車の洗車、やってますか?
休日、自転車で心地よく走り回り、帰宅。シャワーで汗を流してストレッチをする。美味しいご飯を食べてテレビを見たりしてくつろいで就寝。
何か忘れてませんか?
自分の身体は洗うし、ストレッチでメンテナンスするし、食事で栄養も与えるのに、自転車のことは放置、、、
あなたの愛車が啜り泣いています。そして嗚咽の合間にこう呟いています。
「私のことなんて、本当はどうでもいいんでしょう?あなたはいつも自分のことばっかり、、、」
別に難しいことはしなくていいんです。湿らせた布で全体を拭いて、最後に乾拭きしてやるだけでもいいんです。
見た目が汚れていなくても目に見えない汚れが付着しています。ずっと見ているとわからないかもしれませんが、年月が経って洗車されている車体とされていない車体の差は月とスッポンです。
そして洗車されていない車体はパーツが固着したり劣化してどこかが折れたりするリスクが高まっています。少なくとも抵抗が増えて性能は落ちます。
「外置きにしてるからすぐ汚れるし洗う意味なんてないよ」
そんな声がどこからともなく聞こえてきます。わかります。洗った次の日には強風で砂や花粉がついていたりすると洗う気が失せますよね。それでも洗いましょう。こまめに洗っていればそれらの汚れはすぐに落とせますが、長期間積み重なってしまった汚れは簡単には落ちません。焼け石に水に感じるかもしれませんが洗車の努力は裏切りません。ぜひ洗ってあげて下さい。
洗ってないとどうなるのか
ちょうどいい教材になる自転車が入荷しました。Look 785 HUEZ RSです。
オンラインで仕入れたのですが、商品写真は非常に綺麗でした。実際に届いた商品もパッと見は綺麗そうに見えたのですが近くで見てみると、、、
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おそらくですがZwiftなどで使われていたのでは無いでしょうか。もしくは夏に大汗をかいてそのままにしていたとか、、、
細かいのでぱっと見は分かりませんがこれらの劣化や汚れは確実にフレームとパーツを蝕んで行きます。
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目に見えない内部で腐食が進み、ある日ポキッと折れるなんてことも起こるかもしれません。実際このフレームのフロントホイールはクイックが固着して外すことが困難な状態になっていました。最終的にクイックを破壊することでなんとか外すことができました。
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どうすればいいのか
こうならないためにできること。それがこまめな洗車です。
別に上に挙げたものを使わなくてもいいです。これらは私が日頃行っている簡単な洗車で使っているものです。車を持っている方は車用の洗剤なども自転車に使えることが多いので調べてみて下さい。
やることは簡単3ステップ。
洗浄液をマイクロファイバークロスに吹きかけて全体を拭き上げる。
チェーンやスプロケなどの汚れをパーツクリーナーで落として拭き取る。
チェーンにルブを差す。
これをライド後にやるかやらないかで大きな差が出ます。特に海沿いを走った後や、風が強い日に走った後にこの一手間を惜しんではいけません。
たまに自転車屋などで洗車や整備を
日頃の整備を行なっていてもなかなか自分で見切れないところというのはあります。例えばヘッドの中やBB周りの劣化確認、グリスアップなどは素人には難しいかと思います。特にディスク化で構造が複雑になったものなどは不用意にバラすと特殊な道具がないと戻せなくなってしまうのでご注意ください。
また、1年に1度でいいので自転車屋さんで洗車や整備を受けましょう。車は2年に1度は車検できちんと走るか点検します。自転車は買ってから乗り潰すまで乗る方が多く見受けられます。自転車は車と同じく公道を走る軽車両です。事故を起こして周りに迷惑をかける前にできることはやっておきましょう。
さらに定期的にメンテナンスすることで長く乗れますし、売る際に買取金額が上がることもあり、長い目で見ればお財布にも優しいです。
171WORKSでは以下のようなメニューで洗車や整備を受け付けています。
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オーバーホールメニューは2025年5月31日までのオープン記念価格として設定しています。2025年6月1日以降はリムモデルで27,000円~、ディスクモデルで38,000円~となりますのでご注意ください。