あのときの転校生

 22歳になってから2ヶ月半が経ち、歳を重ねて過去を振り返ることが多くなったせいか、最近ふと小学生の頃の記憶が頭をよぎることがある。それが転校生のこと。

 小中合わせて9年間、いろんな転校生を見てきたし、特に仲良くなった子がいるわけではないが、小学校5年生の頃に転校してきた女の子2人のことが忘れられない。2人の名前は「つばさちゃん」と「ここりちゃん」。顔もある程度はっきり覚えており、つばさちゃんはボーイッシュで幸薄い雰囲気を纏っていて髪型はアシメでまつ毛が長く、教室では静か。一方でここりちゃんは髪の毛が長く、服装も女の子らしい服装をしていて小学生アイドルって感じの女の子で話し方もふわふわしてた。

 少し例えが雑過ぎる気もするけど、極端に当てはめるとアスカとレイみたいな。そんな事ぐらいは覚えてる。他にも、2人と放課後に遊んだ記憶や、AKBの名前の由来を教えてもらったことは断片的に記憶がある。けれどどうにも思い出せないことが多すぎて、このモヤモヤをどうしたらなくせるのか日々葛藤しているため仕方なく此処に書き残しています。あの娘が住んでた家とか学校に居た時期、いつどこかへ転校していったのか、何を話したか、とか全く思い出せなくてすげー嫌な感じです。そもそもこんな誰に見られるかもわからないnoteに書き込むのもどうかと思われますが。

 いつ来たのかもいつどこへ行ったのかも分からない転校生との思い出。俺は22歳になってもまだまだあの頃に戻りたいと思う。今に満足できていないのか、これからに期待していないのか分かりませんが、とりあえず今もその子たちが幸せだといいなー。なんて本当に思ってるのか思っていないのか分かんないことを考えたり。当時好きだった気がする、あのときの転校生。

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