るやま

水性ペンの走り書きのような掃き溜め

るやま

水性ペンの走り書きのような掃き溜め

最近の記事

二人寄り添ったあの京都線

自分が最も好きな曲のうちの1つである PK shampooの京都線。偶然にも最寄りの駅が京都線だという理由で興味を持ち、なんとなく再生した記憶がある。いざ曲が始まると、スローテンポでゾワッと鳥肌がつような奇妙なイントロのメロディーに吸い込まれた。それとは裏腹に、離れてしまったことに対する哀愁や、1人になって何をすればいいか分からなくなったまま夜明けを迎える切ない歌詞に美しさをおぼえた。 流石に携帯を二度も変えたら忘れろよ。携帯なんか1〜2年周期でしか変わらない自分にとって、

    • 2023/12/25 銀杏BOYZ

      あんまり記憶がないけど、消える前に書き残しときます。大まかなライブレポです。  それはそれは自分が観てきたライブの中で1番美しくて儚くて汚いライブだった。おそらく人生で1番刺激的な夜だったに違いない。あのライブハウスでの会場の熱気はとんでもなくて、全員が今にも救いを求めるかのような顔をして峯田に飛び込んで行った。峯田もそれに応えるかのように唾を吐きケーキを投げ、フロアに飛び込み、ギターを振り回し、これでもかと表現していた。  この童貞たちのクリスマス・イブというイベントは

      • なんとなく僕たちは大人になるんだ

        どっかのバンドマンが歌ってたフレーズ。昔からしばしば時間が過ぎる事が悲しくなることがある。先月は生まれてから高校まで一緒に過ごした祖母が亡くなって風前の灯のような気持ちで毎日過ごしてた。死にたくないという気持ちが強すぎるのか、過去に戻りたいという気持ちが強いのかは知らないが、大人になるのが怖いという漠然な気持ちを持ったまま少しづつ大人になっている。 少し前まで学童保育のアルバイトを半年ほどしていたが、子供に対するあこがれ、やめたらもう二度と会うことはない子供たちに幸せになっ

        • ふと思ったこと

          好きなバンドの曲の歌詞。最近ふと自分は何者なんだろうと正解のないことを考えたりしてしまう。おばあちゃんが死んだからなのか、ちょっと前に長く付き合ってた元カノと別れたからなのか、大学4回生で授業もなく卒論を書くだけなのに何もしてなくて怒られたからなのか、この虚無感をどこにもぶつける所がないからなのか。 自分はこれからどこに向かって何を楽しみに生きていくのか、ミジンコ程度の不安が襲いかかってきます。そんなの焼け石に水ですが。 最近Twitterで地球から遠く遠く離れた衛星から

          あのときの転校生

           22歳になってから2ヶ月半が経ち、歳を重ねて過去を振り返ることが多くなったせいか、最近ふと小学生の頃の記憶が頭をよぎることがある。それが転校生のこと。  小中合わせて9年間、いろんな転校生を見てきたし、特に仲良くなった子がいるわけではないが、小学校5年生の頃に転校してきた女の子2人のことが忘れられない。2人の名前は「つばさちゃん」と「ここりちゃん」。顔もある程度はっきり覚えており、つばさちゃんはボーイッシュで幸薄い雰囲気を纏っていて髪型はアシメでまつ毛が長く、教室では静か

          あのときの転校生