見出し画像

絵画や漫画等、絵について雑感

 これまでここではあまり漫画については書いていない。子供の頃に読んだ本、だとか、そんなことを書いてきているが、漫画も子供の頃から読んではいる。
 絵を描くことが好きな子供だったので、身の回りのものとかスケッチしたりしていたが、漫画みたいなものは描いていなかった。漫画家よりは画家になりたいと思う方だったのだろう。当時始まったばかりのNHKの日曜美術館とかもよく見ていた。
 記憶に残っているのは、天本英世がゲストで出ていた時で、死神博士でおなじみの、と紹介していて、NHKでも死神博士なんて言うんだ、と思ったことだかを覚えている。
 たぶん、この番組でだったと思うが、フランスの画家、アングルが屋根から落ちる男を落ちる間にスケッチした、というエピソードだったかを知った。自分はそんなに早くスケッチなんてできなかったので、雀とか蝶とか、動く動物でやってみたが、無理だった。画家になるには大変だな、とそんなことを思ったりした。
 高校生になって初めて油絵を描いたが、どうにも私にはしっくりこなかった。画家になろうなんてことはその頃にはほぼ考えてはいなかったが、このためにやっぱり無理だな、と思ったものだった。だいぶ後になって、パステルだと自分で思ったようなイメージで描ける、というのが判ったが、もう熱心に絵を描こうという気もその頃には無くなっていた。

 漫画に話を戻すと、1970年代に小学生だったという男性だと、最初に読んだ漫画というのはどんなものになるのだろう。小学館の学年雑誌だろうか。それは私も読んでいた。もちろん、ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンと言った少年漫画誌もあった(ああ、キングも当時はあったか)し、そちらを読んでいた人も多いだろう。私もそれなりに読んではいた。
 私の場合、どんな漫画を最初に読んでいたのか、という記憶は曖昧だ。記憶に残っているものを辿っていくと、どうも、少女漫画に行き当たってしまうようだ。姉がいるので、少女漫画が身近だったこともある。
 そのために、1970年代中盤-1980年代前半くらいのものなら多少知っている。萩尾望都と亜月裕が特に好きだとは、前にも書いた。
 某所では、私が読んできた少女漫画については詳しく書いた。数えると60人以上の少女漫画家について書いていた。思ったよりも読んでいたものだが、漫画家の名前や作品名を忘れてしまって、書けなかったものもある。
 今流行りの異世界ものの小説で溢れている、あまりエッセイなどを書くような場所ではないが、どういうわけだか私が書いた物のなかでは一番読まれている。それでも全部のアクセス数が四桁を超えたくらいだが。
 ここ、note でもあんまり、古い少女漫画について語っている人もいないようなので(私と同世代くらだと、ネットを使いこなせない人が多いこともあるだろう)、ちょっと書いてもいいかな、という気もある。
 まあ、男性が少女漫画について語るというのもどうなんだ、という感じも、子供のころからずっと思ってはいるのだが。ごくまれに、私も読んでました、という男性がいることもあるけれど。
 環境が特殊だったので少女漫画を普通に読んでいたが、同じ男性だと話ができず、女性からは敬遠される傾向にあるので、よほど話があう人でないと少女漫画について話したことは無い。

 これまでは、小説、天文、読書、SFについて書いてきているが、漫画、美術、映画、スポーツ、等々、雑多な知識だけは詰め込んで生きてきたので、エッセイという名の雑文はいっぱいかける。ただ、あまり雑多な感じになるのもどうかと思って、天文、小説、読書と言ったところを今は主に書いている。特に今は時間があるので、とっかかりやすいということもあるし、気が向いたらそれぞれ書いて行こうと思う。
 連載していたSF小説も終わったが、特に反応は無し。まあこんなもんかな。
 連載小説はSF以外にも何か思いついたら書こうかと思っている。何か思い浮かべば。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?