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お金の気持ち 受験生頑張れ!
ゆう君
「マネーちゃん サッカーも塾もやめた」
マネーちゃん
「ゆう君? 今年は受験生だよね?勉強もサッカーも頑張るって話してたよね。」
ゆう君
「親に受験だからサッカーやめろ、って言われてやめた。
塾に行くようになったんだけど、成績あがらなくって怒られたからやめた。」
マネーちゃん
「ゆう君は何になりたいの?夢とかないの?その前に行きたい高校はないの?」
ゆう君
「サッカーは好きだけど、俺よりも上手い奴いっぱいいて、サッカー選手になりたいなんて幼稚園の頃の夢だよ・・・
サッカーで全国大会に行く高校に行きたいと思ってたけど、100人近くいる部員の中でレギュラーなれるなんて思えないし、それならその高校に行っても楽しくないかなと思って」
マネーちゃん
「サッカーが好きならどこでサッカーしてもいいじゃない?サッカー部のある学校って多いと思うよ。
それに、マンガ学科がある高校、競走馬を飼育している高校、潜水士の免許が取得できる高校、色々な資格を取得できる高校とか、色々あるよ」
ゆう君
「へえ~知らなかった。
親は県内で勉強ができると言われている高校、家から通える国立大学に行けってさ。
そんな、受かるわけないのに、二言目にはお金をかけてやってるんだから、努力すれば何とかなるって無責任に言うんだよ。
ボール蹴ることもできないし、勉強もしたくないし、なにもしたくない」
マネーちゃん
「ゆう君の人生を歩くのはゆう君だよ。
親の生きてきた道や価値観は親のもので、経験からアドバイスすることはできても、ゆう君の一生を背負うことはできないからね。
決めるのはゆう君。最終的には、一人で生きていくために必要なお金をどうやって稼ぎたいかを考えてみたら?
ほら、医者になりたいなら医学部のある大学に行かないとなれないように、目標が決まれば、そのために必要な行動が決まってくるみたいに」
ゆう君
「…俺、何ができるんだろう。何がしたいんだろう・・・」
マネーちゃん
「選択肢を広げるために高校を選ぶのも一つだし、違ったら別の道を選べばいいんだよ。
そこで学んだ知識や経験は無駄にはならないから、自暴自棄にならずに、ゆっくり考えてみたら?」
ゆう君
「そうかあ~
人の悪口や文句ばっかりいって働きたくないし、親とずっと一緒に暮らすのも嫌だしね。」
マネーちゃん
「そうそう。自分の道を歩くための最初の選択と思えば、高校受験も乗り切れるんじゃない?頑張って!」