ZOOZ四方山噺/2023.03.03 京都MUSE
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僕は憤っていたのかもしれない。ZOOZは100%かっこいいので、そのかっこよさを余すことなく出すためにはどうすればいいんだろうと思案していた。
現実とのギャップは生きていると必ず生じるので、それをなるべく埋めるために人は努力をするし、努力でどうにもならないときに挫折をする。3月はライブも沢山あるし、そういうものを模索する旅路のように過ごすことも部分的に必要だと思いながら、今日は目を覚ました。
今のZOOZをより楽しむためには、「ZOOZとはなにか」と自問することが大事なのかもしれない。バンドとしてそんなフェーズに突入してきたこと自体が嬉しいことでもあり、反面よりシビアに向き合う必要があるなと感じながら、京都へ向かった。
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そんなことを考えながらfolcaに会ったのだから、僕はもう凄く安心した。いつの間にか、folcaの存在そのものが音楽をする上での指針を与えてくれていた。
先週のCLUB ROCK'N'ROLLで観たfolcaのライブがすこぶる良く、自分の中で勝手にハードルを上げてしまっていたけれど、今日はまた違ったモードに観えてまた勝手に感動してしまっていた。あとイトゥーさんのドラム、タム類の説得力が強かった。
楽屋へ向かう階段で、2010年のスケジュールポスターを見かけ、CUSTOM NOISEの文字が見えた。僕に大きな影響を与えた京都GROWLYの大佐、安齋さん率いるバンドの名前だ。
folca然り、かっこいいバンドは、かっこいい人生を歩んでいる。ZOOZもきっとそんな途上。楽しみながら、かっこよくなろう。
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