ZOOZ四方山噺 / 2023.02.10 京都GROWLY
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なんで有給を取ってまで、平日にライブをするのだろうか。朝起きるとそんなことを考えながらぼーっとテレビを眺めていた。
いや、きっと逆だ。毎日有給が良いに決まってる。平日に口先ばかり大きいことを言う人の相手をしたり、不平不満を言うだけで何もしない人の愚痴を聞いたり、自分の要領が悪いことに開き直っている人のフォローをしたりする日常の方が異常なのだ。
ZOOZの他のメンバーも、きっとそんな異常な日常に巻き込まれている。平日のライブ、大抵僕は有給を取るが、他のメンバーは働いたり、用事をこなしてから会場入りする。異常な日常とライブハウスとの境目が曖昧なまま、慌ただしく機材を搬入する。
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昨日は阿部さんが異常な日常の魔の手からギリギリ逃れてきた。もう出番だというすんでのところで会場入りし、息も整わないままライブが始まった。
始まる直前「俺は今からバンドマン」と言っていたのが印象的だった。その言葉のおまじないが効いたのか、いつもよりシャープなライブだった気がする。岡山から来たthe Hzに近しいルーツを感じて痺れました。そしてSuperBackはよく音を交えている割には、言葉を交えたことが少ない。どこかで彼らの信念も聞いてみたい。
どのような場所でも、ネガティブな言葉を振りまいて人の心に不安を刺した割には放置したまま責任を取らない人が多いですが、そういう外的要因には振り回されないバンドになりたいなと改めて思いました。やっぱりライブは楽しい。ありがとうございました。
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