追悼 安倍晋三さま
蝉の一生として、蝉の幼虫の期間は、数年から7年くらい。長い場合は10年以上も幼虫のまま土の中で過ごすこともあるといわれています。
しかし成虫になって地上で過ごす期間は、わずか1週間から数週間ということです。
その蝉がカラスに追われているのをみました。
野良猫も野鳥を捕らえて食します。その現場もなんどかみてきました。
この世界は弱肉強食。
人もまた肉も植物も食して生きています。
植物も命あるものです。
どの命も生きていくためにほかの命をいただいて生きています。
ですが、今回のような事件はそれとはまるで異なります。
安倍晋三さんに対する直接的な恨みではなく、逆恨みのような狂気の犯罪です。
怒りと哀しみをただただ感じています。
安倍さんに対しては、功罪もあったかもしれません。
行動力と言葉の力が強いための賛否両論もあったでしょう。
ですが、私は好きな政治家でした。
人であるかぎり、パーフェクトな人間はいないと思います。
不完全な人間が完全な社会、世界、政治ができるとは思っていません。
いかなる政策でも、嫌だと思う人もいればありがたいと思う人もでてくるでしょう。
昨年にアップした、「2022年の日本を占う」で、このように書きました。
『(災害・事故・事件)7月か8月は思わぬ災難、重要人物の誘拐や拘束があるかもしれません。』
まさか、銃撃と死の映像をみるとは思っていませんでした。
当日、いろいろな方から事件のことで尋ねられました。
私は安倍晋三さんの逝去は、日本と世界の大きな損失。選挙は自民党が優勢になるでしょうが、その後の自民党は混乱し、日本と世界に対して、よくないダメだしがされたと思います。
この混乱と低迷は来年の6月まで引きずるでしょうと答えました。
今、テレビで続々と安倍晋三さんを功罪、実績、世界からのあたたかい言葉が送られています。私たちが思っていたよりも、大きな存在であったことが実感できるのはこれからでしょう。
昨年の日本を占うでも書きましたが、自民党の派閥が合体していく流れもこれで強まるでしょう。
こんなに理不尽な理由で、大切な方をと思うと怒りと哀しみがまた込み上げてきます。
(了)
私の昨年のオリジナル曲、弾き語りです。
「僕が君を見送るよ」