
男に二言あり
先日、久しぶりにテレビをみていたら、「ダウンタウンブギウギバンド」として、宇崎竜童さんが、往年の大ヒット曲、『サクセス』を歌い、演奏していました。
私自身も音楽作りをしていますので、音楽系エピソードの雑誌、書籍を好んで読みます。
そのなかで、1980年に入る直前、ダウンタウンブギウギバンドと吉田拓郎さんが公に、いままでのヒット曲は二度と歌わない、演奏しないと宣言した記事を読みました。
当然、ファンは納得しなかったと思います。
それからまもなくダウンタウンブギウギバンドは解散し、宇崎竜童さんも俳優などをやりつつ、しだいに表舞台からはみえなくなっていました。
そうした選択をしなければ、もっと長く、音楽の世界で活躍していたでしょう。
あのテレビでは、元々のバンド仲間の容姿をみるかぎり、数年前のものでしょう。
宇崎竜童さんにも二言はあったということで、正直、驚きました。
宇崎竜童さんの宣言が、内心、かっこいいとも思っていましたので。
吉田拓郎さんは、宣言してまもなく過去の曲も再演しています。拓郎さんらしいですね。
私も音楽や物語をつくっているので、クリエイターの気持ちはわかります。
新作が好評だと、たいへんうれしいものです。
人の人生において、過去を否定しても過去は生涯、消え去ることはありません。
海外の未だに人気が衰えないミュージシャンたちは、過去にヒットした曲をメインで演奏しています。ファンにとって、新作も過去の曲もありません。
実際、クラシックの音楽は200年前くらいのものもあります。
好きになった曲をライブで聴きたいだけでしょう。
エンタメとは、漫画、映画、アニメなども含めて、読者、お客さまを大事にし、観客に喜んでもらうことで、自分たちのエゴを押しつけることではないでしょう。心を込めて作品をつくり、みなさまに届けていく、それがほんとうのプロだと、私は信じています。
エンタメ業界を応援しています。😊
(了)
星谷光洋MUSIC Ω『オリジナルソング『Together』Rock』
※ 星谷光洋MUSIC Ωとしているのは、先月、夢の中で、誰かが私のことをオメガΩと呼んでいました。いつもの不思議体験ですが、オメガという言葉が心に残っています。
いいなと思ったら応援しよう!
