第33話 部内報作成
部内報の冊子は、白黒10ページほどで出来ている。
四半期ごとの発行で、配布対象者は、産業部品部に所属する7ビジネスチームとそれらの製品を生産している工場、及び、販売子会社のフォースインダストリーと、デイリーフォースダイアモンドになるため、ざっと300人程度になる。
冊子のデザインは、チャンスジェネレーションという地元の広告代理店に毎回依頼しており、印刷は、畑中印刷に毎回依頼しているとのこと。
竹尾「それじゃあ、せっかくやし、業者選びからやってみる?毎回、同じ所に出してても面白くないし。」
TK工房「それってどうやったら良いんですか?」
竹尾「めぼしい業者に声かけて、相見積もりとるだけやで。相見積もりの条件を揃えとかなあかんし、直に会って簡単に説明するか」
TK工房「直に会うって、その業者のところに訪問するんですか?」
竹尾「いやいや、そりゃ来てもらうよ。こっちが客なんやから。いちいちそんなこと言わんでも、声かけたらすぐにこっちに会いに来てくれるわ」
TK工房「なるほど」
竹尾「で、業者選びは淡々と進めるとして、肝心の内容も考えないとなぁ。どんな内容が良いか考えといて。」
TK工房「え、何でも良いんですか?」
竹尾「そら、グラビアとか言われたら困るで?(笑)一応、年四回のうち、6月と3月のは内容固定なんよ。6月は新しいチームリーダーの挨拶。3月は年度の総括。で、今回やってもらう9月と、その次の12月は比較的自由な内容に出来る」
TK工房「なるほど。では、過去のもの見ながら考えときます」
竹尾「うん、よろしく。あ、デザイン業者は年間契約してるから今回は変えられへんけど、印刷はこの名刺の人にメールしてみて。あ、メールは送る前に一旦声かけてな。念のため、内容見るから」
TK工房「ありがとうございます。早速ドラフトします」
貰った名刺は、畑中印刷と他2社の合計3枚だった。
竹尾「ちなみに、畑中印刷って、畑中部長の弟さんの会社やから。おんなじ顔した人来るからオモロイで(笑)」
TK工房「え!そうなんです!?」
サポートいただいたお金は、こんな僕を育ててくれた母ちゃんに還元したいと思います。