第32話 初仕事
会議室のレイアウトを戻し終え、自分の席に戻ると、課長の竹尾が話しかけてきた
竹尾「ちょっと今から時間あるかな?業務に関して説明したいねんけど。」
TK工房「はい、空いてます!」
竹尾「じゃあさっきのプリントとペン持ってきて。あっちの打ち合わせスペースで話そか」
言われた通り、先程配られた業務分掌表とシャープペンを持って打ち合わせスペースに移動した。
竹尾「まぁ、ビックリしたかもしらんけど、東本がもう出て行くから、彼の分をそのまま引き継いでもらうことになるわ」
TK工房「はい。ビックリしました。まだ何もわかってないので東本さんの仕事を引き継ぐなんて正直不安です。」
竹尾「大丈夫大丈夫。俺もここ来たばっかりでまだ何もわかってないから(笑)」
TK工房「えぇ?そうなんですか?」
竹尾「俺も4月に来たばっかりやからなー。それまで印刷機器部品ビジネスチームやったから」
TK工房「そうなんですね。」
竹尾「そこで、ビジネスチームリーダーやってたんやけど、クビになってここに配属なったんよ(笑)」
TK工房「えぇ?クビですか?」
竹尾「そうそう。まぁ、期待された結果出されへんかったしなぁ(笑)まぁ、その辺はまたおいおい話すとして、今から一応簡単に担当業務について共有したいねん」
TK工房「はい。お願いします。」
竹尾「一応俺のラインは、戦略立案、商材サポート、広報、研修が担当業務やねん。で、戦略立案て、何のことかよくわからんから置いとくとして、、、商材サポートなぁ、、これって福岡さんとこのラインも担当してて、まぁ、言うたら商材チームを半々に担当してるのよ。」
TK工房「そうなんですね。うちの担当商材は、、、あ、樹脂製品ビジネスチーム!東本さんが行かれるとこですね。お、生活産業ビジネスチームもある。」
竹尾「ん?生活産業に興味あんの?」
TK工房「陽川さんがいらっしゃるところですよね?」
竹尾「あぁ、、、陽川な。」
竹尾は少しバツの悪い顔をした
(あ、そういや、陽川さん、前に竹尾課長のことボロクソに言うてたな。仲悪いんやろか)
竹尾「で、後は広報と研修やねん。研修は年2回で、一つは君らが先週まで受けてたやつ。これを6月に組むこと。で、もう一つ11月ごろに、ビジネスチーム向けに研修を企画実行するんよ。毎回、テーマと対象者を決めて秋頃から手をつける感じかなぁ。」
TK工房「面白そうですね!」
竹尾「そう?で、広報なんやけど、これ、君も見たことあると思うけど、この部内報を四半期ごとに出してて、年4回発行してるのよ。で、そろそろ次の号の作成に取り掛からないとあかんくて、これをやってほしいねん」
TK工房「はい!これもめちゃくちゃ面白そうですね〜」
竹尾「そうか?(笑)ほな全部任せれるな(笑)」
TK工房「いやいや、教えてくれないと何もわからないです!(笑)」
続く
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