最近聴き込んでいる邦楽アルバム
昨年よりも音楽のアンテナを高く保とうと決心した今年。色々深堀していくと、めちゃいいじゃんと思ったアルバムが2022年リリースだったりして、聴き逃しがとても多いなと感じている。
とりあえずこの投稿では、ごく最近知って聴き込んでいるアルバムをつらつらと上げていく。
『QUIET FRIENDS』 えんぷてい
序盤は最近特に気になっているインディーロック界隈から。
昨年11月リリースの本作を聴き込んで心底惚れ込んでしまった、えんぷてい。ローファイな音作りで揺らぎながら浮遊するサウンドがとにかくクセになる。ぼんやり思索に耽るときなんかぴったり。「Ooparts」という曲名に代表されるように、どこか日常からはかけ離れた場違いな世界観に浸ることができる。
SYNCHRONICITY’23で聴けることを心待ちにしている。
『UlulU』 UlulU
なかなかに分厚いアンサンブルでかき鳴らすガレージロック。衝動的で勢いのあるサウンドながら、コード感や歌詞にはノスタルジーと寂しさが溢れている。アルバムは、M4「イルミナント」までの流れで一目ぼれしてしまった。
『MY REVOLUTION』 ゆうらん船
ぼんやり聴いていると冒頭のえんぷていに近い音楽かなーと思ってよく聴いたら全然違った。ジャンルがフォークというのも分かるが、それ以上にボーカルの声質が懐メロでよく聴くような印象で、不思議と懐かしさを感じる。
終始優しい雰囲気に包まれたアルバムだが、最後の「good morning」で芯から救われた気持ちになる。
『Thirst』 DYGL
バンド名の読みは "デイグロー" らしい。インディーロックという単語はこういう音楽のために使うのかなと思う。都会的なセンスに溢れていてとにかくカッコいい。自分にとって英語詞の弱点は反射的に歌詞の意味を読み取れないことで、時に洋楽はただメロディを追いかけるだけで単調になりがちだが、彼らは全編通して飽きさせないような工夫が面白い。曲の中でリズムパターンが変わったり、大小のスケール感を織り交ぜながら配曲しているところなど。
『NAKIGOTO,』 なきごと
これまでとはかなり毛色が変わって、ポップまっしぐらな二人組ロックバンド。安心して聴けてインスタントに魅力が伝わる、曲のキャッチ―さと若さが特に突き抜けている。バズりそうな要素に溢れているけどまだそこまで有名ではなさそう?そのうち一気に売れそうな実力が既にあると思う。
『Inner Ocean』 さらさ
知人におすすめされて聴いてみたらめちゃめちゃ良かったアーティスト。こちらも毛色は変わってR&B・ソウル系統ながら聴きやすいポップソングに落とし込まれている。曲のグルーヴはもちろん、言葉の入れ込み方や発音の仕方が独特で心地良い。
朝、ゆったりと"いい感じになりたい"時にピッタリ。
いつもやたらと作文に凝って記事に熱が入りがちだが、こんな感じで気になっているアーティストやアルバムをあっさりと記事にするのもまた一興かもしれない。