コーポレートガバナンスと内部統制の実務(2020/4/21)
本セミナーは、昨年開催され、好評を博した『ガバナンスと内部統制の再構築』(講師:久保利英明・野村修也・芦原一郎、主催:SMBCコンサルティング)のうち、そのテキスト『経営の技法』の取り纏めに尽力した芦原一郎氏自身が、「コンプライアンス」「コーポレートガバナンス」「内部統制」について、特に重点的に検討します。
リスク管理と経営が切り離されたことによって内部統制が弱体化している会社経営態勢の問題点を自己分析するツールと視点を身に付け、会社の免疫力と運動力を高め、厳しい競争にチャレンジできる会社作りを考えます。
※配布書籍:『経営の技法』
※都合により書籍が変更になる場合等がございます。ご了承ください。
◎「コンプライアンス」「コーポレートガバナンス」「内部統制」の違いを理解する
◎リスクを闇雲に避けるのではなく、適切にリスクを取ってチャレンジできるための発想方法を身に付ける
1.『経営の技法』を理解する~「コンプライアンス」「コーポレートガバナンス」「内部統制」の本質~
1)法と経営学
●経営と経済の違い
●経営とリスクの関係
会社経営は、経済学的な視点だけでなく、経営学的な視点も重要です。
そして、経営学は、法的なリスク管理にもつながります。
この、法と経営学の関係から、内部統制の在り方の検討に着手しましょう。
2)経営とリスク管理は一体である
●チャレンジとリスク管理の関係
実際、経営に関する様々な場面で、経営とリスク管理の一体性が確認されます。
経営上のいくつかのトピックから、両者の一体性を確認しましょう。
3)両者一体の制度設計
●一体管理のための制度上のポイント
●一体管理のための制度上の工夫
経営とリスク管理を切り離していた会社が多く見受けられます。
しかし、両者を一体として管理する制度設計が必要です。
制度設計上のポイントを検討しましょう。
4)なぜ両者は一体なのか
●一体管理の社会的必要性
●一体管理の理論的分析
ここで、両者がなぜ一体であるのかを、振り返ります。
実証的に検討してきた両者の一体性に、理論的な筋を通します。
5)コンプライアンスを使いこなす
●コンプライアンスの役割と活用方法
コンプライアンス自体が目的ではなく、コンプライアンスは経営のためのツールです。
コンプライアンスの役割と活用方法を基礎から確認します。
6)法務部門を活用する
●法務部門の役割
●法務部員のモチベーション
両者を一体とするうえで、法務部門が重要な役割を果たします。
法務部門の在り方を検討しましょう。
7)関連会社の管理を考える
●関連会社管理の違った切り口
両者を一体として管理する視点を持つと、関連会社管理の違った切り口が見えます。
関連会社の管理の在り方を検討しましょう。
8)会社の立ち位置を考える
●経営者の置かれた立場
●経営者の振舞い方
会社経営者は、投資家や社会と、上手に折り合わなければなりません。
両者を一体として見る立場から、会社経営者の置かれた立場や振舞い方を考えましょう。
2.松下幸之助の金言に学ぶ
松下幸之助氏が残した数多くの言葉から、経営者自身が学ぶべきことだけでなく、
会社の内部統制やガバナンスなどにとって重要なメッセージと、
コンプライアンス、リスク管理や会社経営に関するポイントを導き出します。
3.質疑応答
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