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データ分析は、カレー作りだった件

こんにちは、TKです。

私は普段、データ分析に関するお仕事をしており、"人・モノの移動"に関するデータと日々向き合っています。

今日のお仕事中、先輩と「データ分析とは何ぞや」という話になりました。
その時に説明してくれた内容がとても分かりやすく、皆さんにも紹介したいと思い、筆を執りました。

データ分析っていうけど、実際どういう流れなのだろう?
そんな疑問を持っている方に、ぜひ読んでみて欲しいと思います。

データ分析は、カレー作りだった件

「面白いデータ分析の結果が得られた」という状態を、「美味しいカレーが完成した」という状態であると仮定してみましょう。

カレーを作る工程そのものが、なんともキレイにデータ分析をする流れと一致したんですよ!これが!

材料を集める

カレーを作るのに、まず玉ねぎやお肉などの食材を準備しましょう。
既に冷蔵庫にあるかもしれないですし、足りなかったらスーパーに買い物へ。

データ分析も、まずはデータを揃えるところから。
自社サービスのデータを活用することもあれば、社外のデータを探してくることもあります。

とはいえ、高級食材が無限に手に入るわけではありません。。。
なので、冷蔵庫(自社内)やご近所スーパー(オープンデータ等)で手に入る食材を揃えましょう。

食材を加工する

材料が揃ったら、皮をむいたりして食べられない部分をそぎ落とします。
そして、食べやすい大きさにカットしていきましょう。

データ分析では、データクレンジングを行って異常値等が含まれるデータを取り除き、データを整えていきます。
そして、対象期間・地域などを絞り込んで、データの大きさを適切な形に整えていきます。

具材を煮込んでいく

具材が揃ったら、いよいよ煮込んでいきます。
お肉とかは、先に炒めておくと、より美味しくなりそうですね。
そして、火が通りにくい素材から順番に、じっくり煮込んでいきましょう。

データが揃ったら、いよいよ集計。
データには色々な要素(時間・地域・交通手段・等々)が含まれています。
まずは単体で集計して、データの特性を把握していきます。
そして、複数要素を組み合わせた集計を行い、より深い分析をしていきます。

盛り付けて完成

カレーが完成したら、器にきれいに盛り付けていきましょう。
いくら美味しいカレーでも、雑な盛り付けでは、おいしそうに見えなくなってしまいますからね。

分析結果が揃ったら、スライドに分かりやすくまとめていきます。
パッと見て、結果がすぐに伝わるようにまとめていきます。
分かりやすいスライドを作って「面白いデータ分析だね」と思ってもらえたら、ガッツポーズですね。笑

そもそも、何カレーつくる?

皆さん、知ってましたか!?
実はカレーって、欧風カレーとか、グリーンカレーとか、とってもたくさんの種類があるんですよ!笑

データ分析も同様です。
同じような結果が知りたくても、使うデータや加工方法など、色々な選択肢があります。その組み合わせによって、色々な分析をすることができるのです。

そもそも、何食べたい?

もしあなたがプロの料理人だとして、目の前の人が「辛い物が食べたい!何か作って!」って要望されたら、どうします?
もちろん、すぐに得意のカレーを作ってもいいんですが、「麺類とご飯系、どっちがいい?」って聞いてみてはどうでしょうか?
確認せずにカレーを作って「本当は "山椒の効いた刀削麵" が食べたかったんだよねぇ」と言われたら、悲しいですから…!

お客さんから「データ分析をして欲しい」という要望をもらったとして、前提を確認せずにいきなりデータ分析をすることは危険です。
データ分析はあくまで手段。お客さんが困っていることは何なのか、データ分析をすることで何を達成したいのか。この認識を確認しておくことは非常に大事です。
そうしないと、せっかく分析しても「面白い結果だけど、業務の改善に繋げられる内容ではないね…」と言われてしまうかもしれません。

最後に

データ分析の流れについて、細かいことを言えばもっと色々なフローとかあるのですが、今日はカレー作りのフローに全力で寄せてみました。笑。

『データ分析の流れについて、イメージを持つことができた!』
そう思ってもらえたら、嬉しい限りです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました~。

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