第185怪~無表情という仮面劇の考察
僕の作るストロベリーソングオーケストラでの演劇作品には『闇』なる役が在り、性別は中性、無表情。共産主義でも無く、太陽でも無く、猫でも無く、青い空でも無い、ただ解っている軸は『闇』だけという特殊な役である。
闇という字には『音』という文字が在る様に、闇には闇特有のはりつめた音が存在していて、僕は常々、その音捜しをしている。さしずめ、静寂の中のかくれんぼの鬼。悪い子はいねえかーのナマハゲ状態。
その音は闇の中から何かが産まれる「希望』の音かもしれないし、闇の更に奥深い漆黒の闇